WordPressを始めるまでの全体の流れ

WordPressでサイトを公開するまでには、大きく分けて5つのステップがあります。所要時間は全体で約30分〜1時間程度です。

ステップ 作業内容 所要時間 難易度
STEP 1 レンタルサーバーに申し込む 約10分 ★☆☆☆☆
STEP 2 独自ドメインを取得する 約5分 ★☆☆☆☆
STEP 3 WordPressをインストールする 約5分 ★☆☆☆☆
STEP 4 SSL設定(https化) 約5分 ★☆☆☆☆
STEP 5 WordPress初期設定 約15分 ★★☆☆☆
このガイドで使うサーバー:このガイドでは、国内シェアNo.1で初心者にも人気の高い「エックスサーバー」を例に解説します。他のサーバーでも基本的な流れは同じです。

事前準備:用意するもの

WordPressを始める前に、以下のものを用意しておくとスムーズです。

注意:ドメイン名は後から変更できません。サイトの内容や目的に合った、覚えやすく入力しやすい名前を選びましょう。短く、シンプルなものがおすすめです。

STEP 1:レンタルサーバーに申し込む

1-1. エックスサーバー公式サイトにアクセス

まずは、エックスサーバーの公式サイト(https://www.xserver.ne.jp/)にアクセスします。

1-2. 申し込みページへ進む

トップページの「お申し込み」または「まずはお試し!10日間無料」ボタンをクリックします。

1-3. 新規申し込みを選択

「10日間無料お試し 新規お申込み」を選択します(すでにアカウントがある方は「ログイン」を選択)。

1-4. サーバープランを選択

プランは3種類ありますが、個人ブログや小規模サイトなら「スタンダード」プランで十分です。

プラン 月額料金(12ヶ月契約) おすすめ用途
スタンダード 月額1,100円 個人ブログ、小規模サイト
プレミアム 月額2,200円 中規模サイト、複数サイト運営
ビジネス 月額4,400円 大規模サイト、法人サイト

1-5. WordPressクイックスタートを利用する

「WordPressクイックスタート」にチェックを入れると、サーバー契約からWordPressインストールまでを一括で行えます。これを使うと、STEP 2〜3が自動化されるため、初心者の方には特におすすめです。

おすすめ:WordPressクイックスタートを利用すると、面倒な設定を省略できます。このガイドでもクイックスタートを使った方法を解説します。

1-6. 契約期間を選択

契約期間が長いほど月額料金が安くなります。初めての方は12ヶ月契約がバランスが良くおすすめです。

補足:契約期間は後から延長できます。最初は12ヶ月契約にして、慣れてきたら長期契約に切り替えるのもおすすめです。

STEP 2:独自ドメインを取得する(クイックスタート)

2-1. ドメイン名を決める

WordPressクイックスタート画面で、希望するドメイン名を入力します。

ドメイン名の決め方のポイント:

2-2. ドメイン末尾を選択

ドメインの末尾(.comや.jpなど)を選びます。迷ったら「.com」が無難です。

ドメイン末尾 特徴 おすすめ度
.com 最も一般的で信頼性が高い ★★★★★
.jp 日本のサイトであることを示す ★★★★☆
.net ネットワーク関連で使われることが多い ★★★☆☆
.co.jp 日本の企業専用(法人のみ) ★★★★★(企業)
重要:エックスサーバーのキャンペーン期間中は、独自ドメインが永久無料になることがあります。申し込み時にキャンペーン情報を確認しましょう。

2-3. ドメインの取得可否を確認

入力したドメイン名がすでに他の人に使われていないか、自動でチェックされます。使用可能であればそのまま進めます。

STEP 3:WordPressをインストールする

3-1. WordPress情報を入力

WordPressクイックスタート画面で、以下の情報を入力します。

セキュリティ注意:ユーザー名に「admin」や「test」などの推測されやすい名前は使わないでください。パスワードも8文字以上で、英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせましょう。

3-2. テーマを選択(オプション)

WordPressのデザインテンプレート(テーマ)を選びます。後から変更できるので、とりあえずデフォルトのままでもOKです。

3-3. アカウント情報を入力

サーバーアカウントの登録情報(名前、住所、電話番号など)を入力します。

3-4. 支払い情報を入力

クレジットカード情報を入力します。10日間の無料お試し期間がありますが、クイックスタートを使う場合は即座に本契約となります。

3-5. 申し込み内容を確認して完了

入力内容を確認し、「お申込みする」ボタンをクリックします。数分後に、登録したメールアドレスに完了通知が届きます。

完了!これでサーバー契約、ドメイン取得、WordPressインストールがすべて完了しました。メールに記載されている管理画面URLにアクセスしてログインしてみましょう。

STEP 4:SSL設定(https化)を行う

SSL設定とは、サイトを「http://」から「https://」にする作業です。これにより、サイトの通信が暗号化され、セキュリティが向上します。現在のWebサイトでは必須の設定です。

4-1. エックスサーバーでSSL設定を有効化

エックスサーバーでは、WordPressクイックスタートを使った場合、SSL設定は自動で行われます。念のため以下の手順で確認しましょう。

  1. エックスサーバーのサーバーパネルにログイン
  2. 「SSL設定」をクリック
  3. 対象ドメインを選択
  4. 「独自SSL設定追加」タブで設定状況を確認
  5. 「すでに独自SSLが設定されています」と表示されていればOK
反映時間:SSL設定には最大1時間程度かかる場合があります。設定直後にhttps://でアクセスできない場合は、少し時間を置いてから再度試してみてください。

4-2. WordPress側でSSL設定を反映

WordPressの管理画面で、URLをhttpsに変更します。

  1. WordPress管理画面にログイン
  2. 「設定」→「一般」をクリック
  3. 「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」を確認
  4. 両方とも「https://」で始まっていることを確認(クイックスタートなら自動設定済み)
  5. もし「http://」のままなら、「https://」に変更して「変更を保存」
注意:URLを変更する際は、必ず正しいURLを入力してください。間違えるとサイトにアクセスできなくなります。変更前にURLをメモしておくと安心です。

STEP 5:WordPress初期設定を行う

WordPressのインストールが完了したら、以下の初期設定を行いましょう。

5-1. パーマリンク設定

パーマリンクとは、記事ごとのURLの構造のことです。後から変更すると過去記事のURLが変わってしまうため、最初に設定しておくことが重要です。

  1. WordPress管理画面で「設定」→「パーマリンク」をクリック
  2. 「投稿名」を選択(おすすめ)
  3. 「変更を保存」をクリック
おすすめ設定:「投稿名」を選ぶと、「https://example.com/sample-post/」のように記事タイトルがURLに含まれます。SEOにも有利で、読者にもわかりやすいURL構造です。

5-2. テーマの選択・インストール

WordPressのデザインを決める「テーマ」を選びます。無料テーマでも十分高機能なものがあります。

  1. 管理画面で「外観」→「テーマ」をクリック
  2. 「新規追加」をクリック
  3. 「Cocoon」や「Lightning」など人気の無料テーマを検索
  4. 「インストール」→「有効化」をクリック
人気の無料テーマ:「Cocoon」は日本語対応で、SEO対策やレスポンシブデザインなど必要な機能がすべて揃っています。初心者に最もおすすめです。

5-3. プラグインのインストール

プラグインは、WordPressに機能を追加するツールです。最低限必要なプラグインをインストールしましょう。

必須プラグイン:

  1. 管理画面で「プラグイン」→「新規追加」をクリック
  2. プラグイン名を検索
  3. 「今すぐインストール」→「有効化」をクリック

5-4. サイトタイトルとキャッチフレーズの設定

  1. 「設定」→「一般」をクリック
  2. 「サイトのタイトル」:サイト名を入力
  3. 「キャッチフレーズ」:サイトの説明を簡潔に入力
  4. 「変更を保存」をクリック

5-5. 不要な初期投稿・ページの削除

WordPressには、デフォルトで「Hello world!」という投稿や「サンプルページ」が含まれています。これらは削除しておきましょう。

  1. 「投稿」→「投稿一覧」から「Hello world!」をゴミ箱に移動
  2. 「固定ページ」→「固定ページ一覧」から「サンプルページ」をゴミ箱に移動
おめでとうございます!これでWordPressの初期設定はすべて完了です。あとは記事を書いたり、デザインをカスタマイズしたりして、あなただけのサイトを作っていきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. WordPress.comとWordPress.orgの違いは?

WordPress.comは無料ブログサービス、WordPress.orgは自分でサーバーを用意して使うソフトウェアです。このガイドで説明しているのはWordPress.org(自分でサーバーを用意する方)です。カスタマイズの自由度が高く、広告も自由に掲載できます。

Q2. 独自ドメインは必須ですか?

必須ではありませんが、強く推奨します。独自ドメインがないと、「http://サーバー名/~ユーザー名/」のような長くて覚えにくいURLになります。また、サーバーを変更する際にURLが変わってしまうため、長期的にサイトを運営するなら独自ドメインを取得しましょう。

Q3. 無料のレンタルサーバーでもWordPressは使えますか?

使えますが、おすすめしません。無料サーバーは広告が強制表示されたり、容量が少なかったり、サポートがなかったりと制限が多いです。月額数百円〜千円程度の有料サーバーを使う方が、長期的には安心です。

Q4. WordPressのインストールに失敗しました

WordPressクイックスタートを使った場合、ほとんどの場合は自動でインストールが完了します。もしエラーが出た場合は、サーバー会社のサポートに問い合わせましょう。エックスサーバーなら24時間365日のサポートがあります。

Q5. SSL設定がうまくいきません

SSL設定には最大1時間程度かかることがあります。設定後すぐにhttps://でアクセスできない場合は、少し時間を置いてから再度試してください。それでも解決しない場合は、サーバー会社のサポートに問い合わせましょう。

次のステップ

WordPressの立ち上げが完了したら、次は以下のステップに進みましょう。

🔧 必須の初期設定

📝 コンテンツ作成開始

🚀 成長・運用