WordPressの構造を理解する
WordPressを使いこなすためには、基本的な構造を理解することが大切です。このページでは、投稿・固定ページ・カテゴリー・タグなど、WordPressの重要な概念をわかりやすく解説します。
WordPressの基本構造
WordPressは、大きく分けて以下の要素で構成されています。これらを理解することで、効率的にサイトを運営できるようになります。
(投稿・固定ページ)
(デザイン)
(機能拡張)
この3つの要素を組み合わせることで、あなただけのWebサイトが完成します。
投稿と固定ページの違い
WordPressには、コンテンツを作成する方法として「投稿」と「固定ページ」の2種類があります。この2つの違いを理解することが、WordPress運営の第一歩です。
| 項目 | 投稿(Post) | 固定ページ(Page) |
|---|---|---|
| 用途 | ブログ記事、ニュース、お知らせなど | 会社概要、お問い合わせ、プライバシーポリシーなど |
| 時系列 | 新しいものから順に表示される | 時系列に関係なく独立して存在 |
| カテゴリー・タグ | 設定できる | 設定できない |
| RSS配信 | される | されない |
| 階層構造 | 作れない | 親子関係を作れる |
| コメント | デフォルトで有効 | デフォルトで無効 |
投稿(Post)の特徴
投稿は、ブログ記事のように時系列で管理されるコンテンツです。新しい記事を書くたびに、トップページや一覧ページに自動的に表示されます。
投稿を使うべき場面:
- ブログ記事
- ニュース・お知らせ
- 日記・レポート
- 定期的に更新するコンテンツ
固定ページ(Page)の特徴
固定ページは、時系列に関係なく独立して存在するコンテンツです。サイトの基本情報など、頻繁に更新しないページに使います。
固定ページを使うべき場面:
- 会社概要・プロフィール
- お問い合わせページ
- プライバシーポリシー
- サービス紹介ページ
- ランディングページ
カテゴリーとタグの違い
投稿には、「カテゴリー」と「タグ」という2つの分類方法があります。どちらも記事を整理するための機能ですが、使い方が異なります。
カテゴリー(Category)
大分類として使います。
- 階層構造が作れる(親・子・孫)
- 1つの記事に複数設定可能
- 必ず1つは設定する必要がある
例:料理ブログなら「和食」「洋食」「中華」など
タグ(Tag)
小分類・キーワードとして使います。
- 階層構造は作れない
- 複数設定可能
- 設定しなくてもOK
例:料理ブログなら「簡単」「時短」「ヘルシー」など
具体例:料理ブログの場合
「簡単にできる親子丼のレシピ」という記事を書いた場合:
- カテゴリー:和食 → どんぶり(階層構造)
- タグ:簡単、時短、卵料理、鶏肉
SEO的な観点からの使い分け
検索エンジン最適化(SEO)の観点では、カテゴリーの方が重要です。カテゴリーはサイト構造を示すため、適切に設定することでSEO効果が期待できます。
カテゴリー設定のベストプラクティス:
- 5〜10個程度に抑える(多すぎると管理が煩雑)
- わかりやすい名前をつける
- 階層は2〜3階層まで(深すぎると複雑)
- 後から変更しにくいので、最初によく考える
メニューとウィジェットの役割
メニュー(ナビゲーション)
メニューは、サイトの案内板のような役割を果たします。訪問者が目的のページにたどり着けるよう、わかりやすいナビゲーションを設置しましょう。
メニューの種類:
- ヘッダーメニュー:サイト上部に表示される主要なメニュー
- フッターメニュー:サイト下部に表示される補足的なメニュー
- サイドバーメニュー:サイドバーに表示されるメニュー
メニューの設定方法:
- 管理画面で「外観」→「メニュー」をクリック
- 新しいメニューを作成
- 固定ページや投稿、カテゴリーなどをメニューに追加
- 表示位置を選択(ヘッダー、フッターなど)
- 保存して完了
ウィジェット
ウィジェットは、サイドバーやフッターなどに配置できる小さな機能ブロックです。検索ボックス、最新記事、カテゴリー一覧などを自由に配置できます。
よく使われるウィジェット:
- 検索:サイト内検索ボックス
- 最近の投稿:最新記事の一覧
- カテゴリー:カテゴリー一覧
- タグクラウド:タグの一覧(使用頻度で大きさが変わる)
- カスタムHTML:広告コードなどを自由に配置
ウィジェットの設定方法:
- 管理画面で「外観」→「ウィジェット」をクリック
- 左側から追加したいウィジェットを選択
- 配置したいエリア(サイドバー、フッターなど)にドラッグ
- ウィジェットの設定を行う
- 保存して完了
メディアライブラリの使い方
メディアライブラリは、画像・動画・PDFなどのファイルを管理する場所です。記事に使う画像はすべてここにアップロードされます。
画像のアップロード方法
- 管理画面で「メディア」→「新規追加」をクリック
- ファイルをドラッグ&ドロップ、または「ファイルを選択」ボタンでアップロード
- アップロードが完了すると、メディアライブラリに保存される
記事に画像を挿入する方法
- 投稿編集画面で、画像を挿入したい場所をクリック
- 「+」ボタンをクリックし、「画像」ブロックを選択
- 「メディアライブラリ」から既存の画像を選ぶか、「アップロード」で新しい画像を追加
- 画像を選択して「選択」ボタンをクリック
画像の最適化のポイント
- ファイルサイズ:大きすぎる画像はページの読み込みを遅くするため、適切なサイズに圧縮しましょう(推奨:200KB以下)
- 画像形式:写真はJPEG、イラストやアイコンはPNGが適しています
- 代替テキスト:画像の内容を説明するテキストを設定しましょう(SEO対策とアクセシビリティ向上)
- ファイル名:日本語ではなく英数字で、内容がわかる名前をつけましょう
テーマとプラグインの役割
テーマ(Theme)
テーマは、WordPressサイトのデザインや見た目を決定するテンプレートです。テーマを変更するだけで、サイト全体のデザインを簡単に変えられます。
テーマの種類:
- 無料テーマ:WordPress公式ディレクトリから入手可能(Cocoon、Lightningなど)
- 有料テーマ:高機能でサポート付き(AFFINGER、SWELL、JINなど)
プラグイン(Plugin)
プラグインは、WordPressに新しい機能を追加するツールです。お問い合わせフォーム、SEO対策、バックアップなど、様々な機能を簡単に追加できます。
必須プラグインの例:
- WP Multibyte Patch:日本語の文字化けを防ぐ
- BackWPup:サイトのバックアップを自動化
- SiteGuard WP Plugin:セキュリティ強化
- XML Sitemap & Google News:検索エンジン向けのサイトマップ生成
- Contact Form 7:お問い合わせフォームの作成
ユーザー権限と役割
WordPressでは、複数人でサイトを管理する場合に、それぞれのユーザーに異なる権限を与えることができます。
| 権限 | できること | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| 管理者 | すべての操作が可能(プラグイン・テーマのインストール、ユーザー管理など) | サイトオーナー |
| 編集者 | すべての投稿・固定ページの編集・公開が可能 | 編集長、コンテンツ管理者 |
| 投稿者 | 自分の投稿の編集・公開が可能 | ライター |
| 寄稿者 | 自分の投稿の編集のみ可能(公開は管理者が承認) | ゲストライター |
| 購読者 | ログインしてコメント投稿のみ可能 | 会員制サイトの会員 |
WordPress管理画面の見方
WordPress管理画面(ダッシュボード)には、多くのメニューがあります。それぞれの役割を理解しておきましょう。
主要メニューの説明
- ダッシュボード:サイトの概要や最近の活動を確認できるホーム画面
- 投稿:ブログ記事の作成・編集・管理
- メディア:画像・動画などのファイル管理
- 固定ページ:会社概要などの固定コンテンツの作成・管理
- コメント:読者からのコメントの承認・返信・削除
- 外観:テーマ、メニュー、ウィジェットなどデザイン関連の設定
- プラグイン:プラグインのインストール・有効化・設定
- ユーザー:ユーザーアカウントの追加・編集・権限管理
- ツール:インポート・エクスポート、データ移行など
- 設定:サイト全体の基本設定(タイトル、URL、パーマリンクなど)
次のステップ
WordPressの基本構造を理解したら、次は実際にサイトを作っていきましょう。
- WordPressの始め方:サーバー契約からインストールまでの詳しい手順
- WordPressテーマ比較:自分に合ったテーマを見つける
- 用途別ナビ:企業サイト、ECサイトなど用途に応じた作り方を学ぶ
- 用語辞典:わからない用語はここで検索