WordPress初期設定完全ガイド
WordPressをインストールしたら、次は初期設定です。このページでは、セキュリティ、SEO、パフォーマンスの観点から必ず行うべき15の設定を詳しく解説します。
📖 読了時間:約20分 | ⏱️ 設定時間:約30分〜1時間
初期設定の全体像
WordPressのインストールが完了したら、すぐに記事を書き始めたい気持ちは分かりますが、まずは初期設定を済ませましょう。適切な初期設定を行うことで、以下のメリットがあります:
🔒 セキュリティ向上
ハッキングやスパムから守る防御壁を構築
🚀 SEO効果
検索エンジンに評価されやすい構造に
⚡ 高速化
ユーザー体験を向上させるパフォーマンス
💾 データ保護
万が一のトラブルに備えたバックアップ体制
設定は大きく7つのカテゴリーに分かれており、重要度の高いものから順に行います。
必須設定(最優先)
まずは、サイトの基盤となる最も重要な設定から始めましょう。これらは必ず行ってください。
SSL化(https化)の確認
SSL化とは、サイトのURLを「http://」から「https://」にすることで、通信を暗号化してセキュリティを強化する設定です。現代のWebサイトでは必須です。
確認方法:
- WordPress管理画面にログイン
- 「設定」→「一般」をクリック
- 「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」を確認
- 両方とも「https://」で始まっていればOK
多くのレンタルサーバーでは、WordPressインストール時に自動的にSSL化されますが、念のため確認しましょう。
パーマリンク設定
パーマリンクとは、各ページや投稿のURLの構造のことです。後から変更すると過去記事のURLが全て変わってしまうため、最初に設定することが極めて重要です。
設定手順:
- 管理画面で「設定」→「パーマリンク」をクリック
- 「投稿名」を選択(最もおすすめ)
- ページ下部の「変更を保存」をクリック
各パーマリンクの違い:
- 投稿名(おすすめ):https://example.com/sample-post/ - SEOに有利で読者にも分かりやすい
- 日付と投稿名:https://example.com/2026/02/15/sample-post/ - ニュースサイト向き
- 数字ベース:https://example.com/archives/123 - シンプルだがSEOには不利
サイトタイトルとキャッチフレーズ
サイトの顔となる情報を設定します。これらは検索結果にも表示されるため、慎重に決めましょう。
設定手順:
- 「設定」→「一般」をクリック
- 「サイトのタイトル」:サイト名を入力(例:「山田太郎のブログ」)
- 「キャッチフレーズ」:サイトの説明を簡潔に入力(例:「Webマーケティングと副業の実践記録」)
- 「変更を保存」をクリック
タイムゾーンの設定
投稿日時が正しく表示されるよう、タイムゾーンを設定します。
設定手順:
- 「設定」→「一般」をクリック
- 「タイムゾーン」で「東京」を選択
- 「日付形式」「時刻形式」を好みに応じて選択
- 「変更を保存」をクリック
不要なデフォルトコンテンツの削除
WordPressには、インストール時にサンプルの投稿やページが含まれています。これらは削除しておきましょう。
削除するもの:
- 「Hello world!」という投稿(投稿一覧から削除)
- 「サンプルページ」という固定ページ(固定ページ一覧から削除)
- デフォルトのコメント(コメント一覧から削除)
ゴミ箱に移動したら、ゴミ箱を空にして完全に削除します。
セキュリティ設定
WordPressは世界中で使われているため、攻撃の対象になりやすいです。基本的なセキュリティ対策を行いましょう。
セキュリティプラグインの導入
まずは信頼性の高いセキュリティプラグインを導入します。SiteGuard WP Pluginが日本語対応で初心者にもおすすめです。
インストール手順:
- 「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 検索ボックスに「SiteGuard」と入力
- 「SiteGuard WP Plugin」の「今すぐインストール」をクリック
- インストール完了後、「有効化」をクリック
ログインURLの変更
デフォルトのログインURL(/wp-admin/)は誰でも知っているため、攻撃の標的になりやすいです。SiteGuardを使って変更しましょう。
設定手順:
- 「SiteGuard」→「ログインページ変更」をクリック
- 「ON」を選択
- 新しいログインURLをメモ(重要!)
- 「変更を保存」をクリック
ログイン試行回数の制限
何度もログインに失敗した場合、一時的にアクセスをブロックする設定です。ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)を防ぎます。
SiteGuardでは「ログイン詳細エラーメッセージの無効化」と「ログインロック」機能がこれに該当します。デフォルトで有効になっているため、確認するだけで十分です。
画像認証の追加
ログイン時に画像認証(ひらがな入力)を追加することで、自動化されたbot攻撃を防ぎます。
SiteGuardでは「画像認証」機能がデフォルトで有効になっています。「SiteGuard」→「画像認証」から設定を確認できます。
SEO基本設定
検索エンジンからの流入を増やすため、基本的なSEO設定を行います。
検索エンジンのインデックス設定
サイトが検索結果に表示されるよう、検索エンジンによるインデックスを許可します。
確認手順:
- 「設定」→「表示設定」をクリック
- 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れていることを確認
- チェックが入っている場合は外して「変更を保存」
サイトマップの作成
サイトマップは、サイトの構造を検索エンジンに伝えるためのファイルです。これがあると、検索エンジンがページを見つけやすくなります。
推奨プラグイン:「XML Sitemap & Google News」
インストールと設定:
- 「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 「XML Sitemap & Google News」を検索してインストール・有効化
- 「設定」→「XML Sitemap」をクリック
- 基本設定はデフォルトのままでOK
- サイトマップURL(https://example.com/sitemap.xml)をメモ
メタディスクリプションの設定準備
メタディスクリプションは、検索結果に表示される説明文です。SEOプラグインを使って設定できるようにしましょう。
おすすめプラグイン:「Yoast SEO」または「All in One SEO」
ここでは軽量な「Yoast SEO」を例に説明します:
- 「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 「Yoast SEO」を検索してインストール・有効化
- 初回起動時の設定ウィザードに従って基本設定を完了
これで、各記事や固定ページでメタディスクリプションを個別に設定できるようになります。
パフォーマンス設定
サイトの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両方に影響します。基本的な高速化設定を行いましょう。
画像最適化プラグインの導入
画像のファイルサイズを自動的に圧縮し、ページの読み込みを高速化します。
おすすめプラグイン:「EWWW Image Optimizer」
インストール手順:
- 「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 「EWWW Image Optimizer」を検索してインストール・有効化
- 初回設定で「基本」モードを選択
- 既存の画像を一括最適化する場合は「一括最適化」を実行
以降、アップロードする画像は自動的に最適化されます。
キャッシュプラグインの検討
キャッシュプラグインは、ページを事前に生成して高速表示しますが、サーバーにキャッシュ機能がある場合は不要です。
確認ポイント:
- エックスサーバー、ConoHa WINGなど:サーバー側にキャッシュ機能あり→プラグイン不要
- ロリポップ(ライトプラン以下):キャッシュ機能なし→プラグイン推奨
プラグインが必要な場合は「WP Super Cache」が軽量でおすすめです。
不要なプラグインの削除
使っていないプラグインは、サイトを重くする原因になります。定期的に見直して削除しましょう。
削除手順:
- 「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」をクリック
- 使っていないプラグインを「無効化」
- 「削除」をクリックして完全に削除
バックアップ設定
万が一のトラブルに備えて、自動バックアップを設定しておきましょう。
バックアッププラグインの導入
定期的に自動でバックアップを取るプラグインを設定します。
おすすめプラグイン:「BackWPup」
基本設定:
- 「プラグイン」→「新規追加」から「BackWPup」をインストール・有効化
- 「BackWPup」→「新規ジョブを追加」をクリック
- ジョブ名を入力(例:「週次バックアップ」)
- 「データベースのバックアップ」と「ファイルのバックアップ」にチェック
- 「スケジュール」タブで実行頻度を設定(週1回推奨)
- 「保存先」でDropboxやGoogle Driveを選択(推奨)
- 「変更を保存」をクリック
サーバーの自動バックアップ確認
多くのレンタルサーバーには、サーバー側で自動バックアップ機能があります。これも確認しておきましょう。
主要サーバーのバックアップ機能:
- エックスサーバー:過去14日分を自動バックアップ(無料)
- ConoHa WING:過去14日分を自動バックアップ(無料)
- ロリポップ:有料オプション(月額330円)
サーバーの管理画面から、バックアップ設定を確認・有効化してください。
その他の推奨設定
必須ではありませんが、設定しておくと便利な項目です。
ディスカッション設定
コメント機能の設定を行います。スパムコメントを防ぐため、承認制にすることをおすすめします。
設定手順:
- 「設定」→「ディスカッション」をクリック
- 「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」にチェック
- 「コメントを表示する前に承認が必要」にチェック
- 「コメント投稿者がCookieを保存できるようにする」にチェック
- 「変更を保存」をクリック
メディア設定
画像のサイズ設定を確認します。通常はデフォルトのままで問題ありません。
「設定」→「メディア」から、サムネイル、中サイズ、大サイズの画像サイズを確認できます。
日本語特有の文字化け対策
日本語の文字化けを防ぐプラグインを導入します。
必須プラグイン:「WP Multibyte Patch」
WordPress日本語版では標準で含まれていることが多いですが、インストール済みプラグインを確認し、ない場合は「プラグイン」→「新規追加」からインストール・有効化してください。
設定完了チェックリスト
以下のチェックリストで、すべての設定が完了しているか確認しましょう。
✅ 必須設定
- □ SSL化の確認
- □ パーマリンク設定
- □ サイトタイトル・キャッチフレーズ
- □ タイムゾーン設定
- □ 不要なコンテンツ削除
🔒 セキュリティ
- □ SiteGuardプラグイン導入
- □ ログインURL変更
- □ 画像認証有効化
🚀 SEO
- □ インデックス許可確認
- □ サイトマップ作成
- □ SEOプラグイン導入
⚡ パフォーマンス
- □ 画像最適化プラグイン
- □ 不要なプラグイン削除
💾 バックアップ
- □ BackWPup設定
- □ サーバーバックアップ確認
📝 その他
- □ ディスカッション設定
- □ WP Multibyte Patch
次のステップ
初期設定が完了したら、以下のページも参考にしてください。