WordPress日常メンテナンス
WordPressは「作ったら終わり」ではありません。定期的なメンテナンスを行うことで、セキュリティを保ち、快適に動作し続けます。このページでは、日次・週次・月次で行うべき作業をチェックリスト形式で解説します。
📖 読了時間:約12分 | ⏱️ 月次作業時間:約30分
なぜメンテナンスが必要か
WordPressを放置すると、以下のようなリスクがあります。
🔒 セキュリティリスク
脆弱性を突いた攻撃を受ける可能性
⚠️ 動作不良
プラグイン競合やエラーが発生
📉 SEO低下
リンク切れや古い情報で評価が下がる
💾 データ喪失
バックアップがなく復旧不可能に
定期メンテナンスを習慣化することで、これらのリスクを最小限に抑えられます。
日次チェック項目
毎日確認すべき項目です。所要時間:約5分
📅 日次チェックリスト
- コメントスパムの確認と削除
- バックアップの実行確認(自動バックアップの場合)
- サイトの表示確認(エラーが出ていないか)
コメントスパムの確認
「コメント」→「承認待ち」から、スパムコメントを確認して削除します。
バックアップの確認
自動バックアップが正常に実行されているか確認します。BackWPupの場合、「BackWPup」→「ログ」で確認できます。
週次チェック項目
週に1回確認すべき項目です。所要時間:約10分
📅 週次チェックリスト
- WordPress本体・プラグイン・テーマの更新確認
- アクセス解析の確認(Google Analytics)
- 新規コメントの承認
- エラーログの確認
更新の確認と実行
「ダッシュボード」→「更新」で、更新があるか確認します。
更新の優先順位:
- WordPress本体
- セキュリティプラグイン
- その他のプラグイン
- テーマ
アクセス解析の確認
- 訪問者数の推移
- 人気ページ
- 検索キーワード(Search Console)
- 異常なアクセスがないか
月次チェック項目
月に1回行うべき項目です。所要時間:約30分
📅 月次チェックリスト
- 不要なプラグインの削除
- データベースの最適化
- セキュリティスキャン
- リンク切れチェック
- パフォーマンスチェック
- 古い記事の更新
- ゴミ箱の完全削除
1. 不要なプラグインの削除
使っていないプラグインは、サイトを重くする原因になります。
- 「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」
- 無効化されているプラグインを確認
- 不要なものは「削除」
2. データベースの最適化
データベースに蓄積された不要なデータを削除します。
WP-Optimizeプラグイン使用:
- WP-Optimizeプラグインをインストール・有効化
- 「WP-Optimize」→「データベース」
- 「最適化を実行」をクリック
3. セキュリティスキャン
SiteGuardまたはWordfenceでセキュリティスキャンを実行します。
SiteGuardの場合:
- 「SiteGuard」→「ログイン履歴」で不正なアクセスがないか確認
- ブロックされた攻撃の履歴を確認
4. リンク切れチェック
Broken Link Checkerプラグイン使用:
- Broken Link Checkerプラグインをインストール
- 自動的にリンク切れをチェック
- 「ツール」→「リンクエラー」で確認
- リンク切れを修正または削除
5. パフォーマンスチェック
サイトの表示速度を確認します。
- PageSpeed Insightsにアクセス
- サイトURLを入力して分析
- スコアが80点以下なら改善を検討
6. 古い記事の更新
情報が古くなった記事を更新します。
- 統計データの更新
- リンク先の確認
- 新情報の追加
- 画像の差し替え
7. ゴミ箱の完全削除
削除した投稿や固定ページは、ゴミ箱に30日間保存されます。完全に削除しましょう。
- 「投稿」→「ゴミ箱」
- 「ゴミ箱を空にする」をクリック
- 固定ページ、コメントも同様に
四半期チェック項目
3ヶ月に1回行うべき項目です。所要時間:約1時間
📅 四半期チェックリスト
- サーバー容量の確認
- バックアップからの復元テスト
- テーマの見直し
- カテゴリー・タグの整理
- SSL証明書の有効期限確認
サーバー容量の確認
サーバーの管理画面で、ディスク使用量を確認します。80%を超えたら、不要なファイルの削除を検討しましょう。
バックアップからの復元テスト
バックアップが正常に取れているか、実際に復元してテストします。
便利なメンテナンスツール
WP-Optimize
データベース最適化、キャッシュクリア、画像圧縮が1つでできる
Broken Link Checker
リンク切れを自動検出して通知
ManageWP
複数のWordPressサイトを一括管理(外部サービス)
Query Monitor
パフォーマンス問題の特定に便利
メンテナンスカレンダー
メンテナンス作業をカレンダーに登録して、忘れないようにしましょう。
- 毎日:朝、コメント確認
- 毎週月曜:更新確認とアクセス解析
- 毎月1日:月次メンテナンス(30分確保)
- 四半期初日:四半期メンテナンス(1時間確保)
よくある質問
Q. メンテナンスを怠るとどうなりますか?
A. セキュリティリスクが高まり、ハッキングされる可能性があります。また、プラグインやテーマの互換性問題でサイトが正常に動作しなくなることもあります。
Q. 自動更新を有効にしても大丈夫ですか?
A. WordPress本体のマイナーアップデートは自動更新でOKです。ただし、プラグインやテーマの自動更新は、互換性問題が発生する可能性があるため、手動更新をおすすめします。
Q. メンテナンスモードを使うべきですか?
A. 大規模な更新やテーマ変更の際は、メンテナンスモードを有効にすると良いでしょう。WP Maintenance Modeプラグインが便利です。
まとめ
WordPress のメンテナンスは、最初は面倒に感じるかもしれませんが、習慣化すれば短時間で終わります。
- 定期的に実施する(カレンダーに登録)
- 更新前に必ずバックアップ
- セキュリティを最優先
- パフォーマンスを定期的にチェック
- 古い情報を放置しない
これらを実践することで、安全で快適なサイト運営が可能になります。