Duplicator

Duplicator – WordPress Migration & Backup Plugin – Snap Creek

無料版あり Pro版:$49.50〜/年 サイト複製・移行 インストーラー付きパッケージ
200万以上のアクティブインストール 4.9 / 5(3,200件以上) 開発:Snap Creek

Duplicatorは、WordPressサイトのパッケージ化・複製・サーバー移行・バックアップを管理画面から実行できる多機能プラグインです。最大の特徴は生成されるパッケージに専用のインストーラースクリプト(installer.php)が同梱される点です。移行先サーバーにWordPressがインストールされていない状態でも、ブラウザからインストーラーを実行するだけでWordPress環境ごとサイトを展開できます。ローカル開発環境→本番環境・本番環境→ステージング環境など、同一サイトの複数環境への展開に特に強みを発揮します。

基本情報

プラグイン名Duplicator – WordPress Migration & Backup Plugin
開発・提供Snap Creek
料金無料版あり / Pro版:$49.50〜/年(1サイト)
対応WordPress5.0 以上(最新版推奨)
対応PHP7.2 以上
日本語対応△ 部分対応(管理画面は英語中心)
インストール数200万以上(WordPress.org 公式)
評価 4.9(3,200件以上のレビュー)
WordPress.orgwordpress.org/plugins/duplicator/
公式サイトduplicator.com

Duplicatorの最大の特徴:インストーラー付きパッケージ

Duplicatorが他の移行プラグインと異なる最大の点は、パッケージに専用のインストーラースクリプト(installer.php)が付属することです。

他のプラグイン(例:All-in-One WP Migration)では移行先にWordPressが既にインストールされている必要があります。Duplicatorでは移行先サーバーに空のデータベースとパッケージファイル(zipとinstaller.php)を設置し、ブラウザからhttps://移行先ドメイン/installer.phpにアクセスするだけでWordPress環境ごとサイトを展開できます。

この仕組みが便利な理由:新しくサーバーを借りた直後(WordPressを入れていない段階)でもDuplicatorのパッケージがあればサイトを展開できます。テンプレートサイトを作っておいてそれを複数のサーバーにデプロイする使い方(いわゆるサイトクローン)にも最適です。

主要機能

インストーラー付きパッケージ

zip形式のパッケージファイル+installer.phpをセットで生成。移行先にWordPressがなくてもinstaller.phpを実行するだけでサイト全体を展開できる。他プラグインにないDuplicator独自の強み。

サイトのクローン・複製

同一のWordPressサイトを別のドメイン・サブドメイン・ローカル環境に複製できる。開発用のステージング環境の作成・テンプレートサイトの展開に最適。

システムスキャン(プリフライトチェック)

パッケージ作成前にサーバー環境のスキャンを実施。ファイルのパーミッション・テーブルサイズ・設定の問題点を事前に検出し、移行失敗のリスクを減らす。

URL・パスの自動置換

インストーラー実行時に旧URL・旧ファイルパスを新しい環境のURL・パスに自動置換する。ローカル→本番・http→https切り替えなどのURL変更に対応。

柔軟な除外設定

パッケージに含めないファイル・ディレクトリ・DBテーブルを細かく指定できる。キャッシュファイル・不要なメディア・大容量ファイルを除外してパッケージを軽量化できる。

パスワード保護(Pro版)

Pro版ではインストーラーをパスワードで保護できる。第三者がinstaller.phpを実行できないようにして安全に移行作業を行える。

パッケージ作成から移行までの手順

パッケージの作成(移行元サーバー)

  1. Duplicatorをインストール・有効化
    管理画面「プラグイン」→「新規プラグインを追加」から「Duplicator」を検索してインストール・有効化する。
  2. 新規パッケージを作成
    「Duplicator」→「Packages」→「Create New」をクリック。パッケージ名を設定し、除外ファイルや圧縮設定を必要に応じてカスタマイズする。
  3. スキャン(システムチェック)を確認
    パッケージ作成前にシステムスキャンが実行される。警告・エラーがある場合は内容を確認して対応する。「Good」の表示が多いほど移行成功率が高い。
  4. パッケージをビルド・ダウンロード
    「Build」をクリックしてパッケージを生成する。完了後にarchive.zipinstaller.phpの2ファイルをダウンロードする。

パッケージの展開(移行先サーバー)

  1. 移行先サーバーのWebディレクトリに2ファイルをアップロード
    FTPまたはサーバーのファイルマネージャーからarchive.zipinstaller.phpの2ファイルを移行先サーバーのWebルートにアップロードする。
  2. 空のデータベースを作成
    移行先サーバーの管理パネル(cPanel・Plesk等)で新しい空のMySQLデータベースとユーザーを作成する。DB名・ユーザー名・パスワードをメモしておく。
  3. インストーラーをブラウザから実行
    ブラウザでhttps://移行先ドメイン/installer.phpにアクセスする。インストーラー画面が表示されるので、DB接続情報(ホスト・DB名・ユーザー・パスワード)を入力して実行する。
  4. URL・パスを設定して完了
    インストーラーが新しいURLを自動検出・置換して展開を完了する。完了後は管理画面にログインしてパーマリンク設定を保存し直す。
セキュリティ上の注意:展開完了後は移行先サーバーに残ったinstaller.phparchive.zipを必ず削除してください。これらのファイルが残っていると第三者に悪用される可能性があります。Duplicatorの管理画面からも削除を促すメッセージが表示されます。

無料版 vs Pro版

無料版(Duplicator)

  • インストーラー付きパッケージの作成
  • サイトの移行・複製
  • URL・パスの自動置換
  • システムスキャン(プリフライトチェック)
  • 除外ファイルの設定
  • 手動バックアップ(パッケージ作成のみ)

Pro版(Duplicator Pro)

  • 無料版の全機能
  • スケジュール自動バックアップ
  • クラウドストレージへの自動保存
  • インストーラーのパスワード保護
  • マルチサイト対応
  • インクリメンタルバックアップ
  • 優先サポート
移行目的なら無料版で十分:インストーラー付きパッケージによるサイト移行・複製は無料版で完結します。定期的なスケジュールバックアップが必要な場合はPro版を検討するか、UpdraftPlusと組み合わせるとよいでしょう。

🆚 他の移行プラグインとの比較

比較項目 Duplicator All-in-One WP Migration UpdraftPlus
移行先にWPが不要 ○(インストーラー付き) (WP必要) (WP必要)
初心者向け操作性 △(英語・やや複雑) ◎(最も簡単) ○(簡単)
スケジュール自動バックアップ (無料版) ○(無料版)
クラウドへの自動保存 (無料版) (有料拡張) ○(無料版)
無料版の容量制限 なし あり(512MB程度) なし
日本語対応

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ

  • 新しいサーバーにWordPressをセットアップせずにサイトを展開したい
  • ローカル開発環境↔本番環境の行き来を頻繁にする開発者
  • 同一のWordPressを複数環境にクローンしたい
  • ステージング環境を素早く作りたい
  • インストーラー付きの「サイトテンプレート」を作って展開したい

向かないケース

  • 定期スケジュールバックアップが主目的(→UpdraftPlus推奨)
  • 日本語管理画面で簡単に設定したい(→All-in-One WP Migration推奨)
  • WordPress初心者で操作の複雑さを避けたい(→All-in-One WP Migration推奨)
  • クラウドへの自動バックアップを無料で使いたい(→BackWPup/UpdraftPlus推奨)

よくある質問(FAQ)

  • DuplicatorとAll-in-One WP Migrationの違いは何ですか?

    主な違いはパッケージ形式です。DuplicatorはインストーラースクリプトをパッケージにD同梱するため、移行先にWordPressがインストールされていない状態からでもブラウザからinstaller.phpを実行してサイトを展開できます。All-in-One WP Migrationは移行先に空のWordPressとプラグインのインストールが必要です。Duplicatorはより柔軟な移行先への展開ができますが、操作がやや複雑です。

  • Duplicatorでサイトをローカル環境に移行できますか?

    はい、DuplicatorはMAMP・XAMPP・LocalWPなどのローカル開発環境への移行・複製にも対応しています。本番環境からローカルへの移行・ローカルから本番環境への移行いずれも可能です。URLの自動置換も行われるためhttp→https・ドメイン変更にも対応できます。

  • Duplicatorの無料版でスケジュールバックアップはできますか?

    いいえ、Duplicatorの無料版はスケジュール自動バックアップに対応していません。手動でのパッケージ作成のみです。スケジュール自動バックアップが必要な場合はDuplicator Pro版(有料)を使うか、UpdraftPlusやBackWPupと組み合わせて使うことをおすすめします。

  • Duplicatorのパッケージ作成時にエラーが出た場合はどうすればよいですか?

    パッケージ作成時に警告・エラーが表示された場合は、スキャン結果の詳細を確認してください。よくある原因としてファイルのパーミッション問題・サーバーのタイムアウト設定・大容量ファイルの存在などがあります。キャッシュファイルや不要なメディアファイルを除外設定で省くことで解決するケースが多いです。

まとめ

Duplicatorはインストーラー付きパッケージという独自の仕組みにより、移行先にWordPressが入っていない状態でもサイトを展開できる点が他のプラグインにない最大の強みです。ローカル開発環境と本番環境を行き来する開発者・同一サイトを複数サーバーにクローンしたい場合・ステージング環境の素早いセットアップに特に威力を発揮します。

注意点として管理画面が英語中心であること・無料版にスケジュールバックアップがないことがあります。定期バックアップと組み合わせたい場合はUpdraftPlusとの併用が効果的です。初心者の最初のサーバー移行にはAll-in-One WP Migrationの方が操作が簡単ですが、中級者以上でサイト複製・ステージング環境構築などの用途にはDuplicatorが最適な選択肢です。