BackWPup

BackWPup – WP Media GmbH

無料版あり Pro版:€69〜/年 クラウド保存対応 スケジュール自動実行
60万以上のアクティブインストール 4.3 / 5(1,200件以上) 開発:WP Media GmbH

BackWPupは、スケジュールによる自動バックアップとDropbox・Amazon S3・Google Driveなどのクラウドストレージへの保存に対応した無料のWordPressバックアッププラグインです。WordPressのデータベース・ファイル・プラグインリスト・テーマを一括でバックアップでき、設定した間隔(毎日・毎週など)で自動実行できます。保存先はサーバー内のほかDropbox・Amazon S3・Google Drive・FTPサーバー・メール送信など豊富に選択でき、大切なバックアップを安全な場所に自動保管できます。国内の多くのWordPress解説記事でも定番として紹介されている実績豊富な無料バックアッププラグインです。

基本情報

プラグイン名BackWPup
開発・提供WP Media GmbH
料金無料版あり / Pro版:€69〜/年(1サイト)
対応WordPress4.0 以上(最新版推奨)
対応PHP7.4 以上
日本語対応 完全対応(管理画面・設定画面が日本語表示)
インストール数60万以上(WordPress.org 公式)
評価 4.3(1,200件以上のレビュー)
WordPress.orgwordpress.org/plugins/backwpup/
公式サイトbackwpup.com
バックアップはサイト運営の最重要対策:どれほど優れたセキュリティプラグインを使っていても、クラッキング・誤操作・サーバー障害などは完全には防げません。定期バックアップは「保険」です。サイトを公開しているすべてのWordPressサイトでバックアッププラグインの設定を強く推奨します。

主要機能

スケジュール自動バックアップ

毎日・毎週・毎月・カスタム間隔などのスケジュールを設定して自動でバックアップを実行。手動操作不要で定期的にサイトを保護できる。

DB+ファイルの一括バックアップ

WordPressのデータベース(投稿・ページ・設定など)とファイル(テーマ・プラグイン・メディアなど)を選択してバックアップ。何をバックアップするかをジョブ単位で細かく設定できる。

クラウドストレージへの自動保存

Dropbox・Amazon S3・Google Drive・OneDrive・Azure Storageなどのクラウドサービスにバックアップを自動転送。サーバー障害時もデータを安全に保護できる。

バックアップ世代管理

保持するバックアップの世代数(ファイル数)を設定できる。古いバックアップを自動削除してストレージの無駄を防ぎながら複数世代を確保できる。

複数のジョブを並行管理

「毎日DBのみバックアップ」「毎週フルバックアップ」など複数のバックアップジョブを同時に設定できる。バックアップの目的・頻度・保存先をジョブごとに分けられる。

バックアップ完了メール通知

バックアップ完了時・エラー発生時にメールで通知を受け取れる。バックアップが正常に実行されているかを離れた場所からでも確認できる。

バックアップログの記録

各バックアップ実行の詳細なログを管理画面で確認できる。エラーが発生した場合もログで原因を特定できる。

手動バックアップの即時実行

スケジュールを待たずに管理画面から手動でバックアップを即時実行できる。プラグイン更新・テーマ変更の前にスポットバックアップを取るときに便利。

️ バックアップの保存先一覧

BackWPupは多彩な保存先をサポートしています。サーバー内だけへの保存はサーバー障害時にバックアップも失うリスクがあるため、クラウドストレージへの外部保存を必ず組み合わせることを推奨します

サーバー内フォルダ

最も手軽。サーバー障害時に危険

Dropbox

無料版あり・設定が簡単

Amazon S3

AWS S3・大容量対応

Google Drive

15GB無料ストレージ

OneDrive

Microsoft 365連携

FTPサーバー

任意のFTPサーバーに転送

メール送信

小サイズ向け・容量制限あり

Azure Storage

Microsoft Azure対応

推奨保存戦略:「3-2-1バックアップルール」を参考にしましょう。バックアップのコピーを3つ作り(本番サーバー+2か所)、2種類の異なるメディアに保存し(サーバー内+クラウド)、1つはオフサイト(サーバーとは別の場所)に保存する。BackWPupでは「サーバー内フォルダ + Dropboxかまたは Google Drive」の組み合わせがコストゼロで実現できます。

インストール・基本設定の手順

  1. インストール・有効化
    管理画面「プラグイン」→「新規プラグインを追加」から「BackWPup」を検索してインストール→有効化。管理画面に「BackWPup」メニューが追加される。
  2. 新規ジョブの作成
    「BackWPup」→「新規ジョブを追加」をクリック。ジョブの名前(例:「毎日の自動バックアップ」)を入力し、バックアップするコンテンツ(データベース・ファイル・プラグインリストなど)にチェックを入れる。
  3. 保存先を設定
    「バックアップへ」タブで保存先を選択。「フォルダへバックアップ」(サーバー内)に加え、「Dropboxへバックアップ」などのクラウドにもを入れる。クラウドを選択すると各サービスのAPIキーやOAuth連携の設定が表示される。
  4. スケジュールを設定
    「スケジュール」タブから実行タイミングを設定。「WordPressのcron」を選択して実行間隔(毎日/毎週など)と実行時刻を設定する。実行時刻はサイトのアクセスが少ない深夜帯(午前3〜4時など)に設定するのがおすすめ。
  5. DB・ファイルの詳細設定
    「DB バックアップ」タブでバックアップするテーブルを選択(通常はすべて)。「ファイル」タブでバックアップするディレクトリを選択する。不要なキャッシュフォルダや大容量の動画フォルダを除外するとバックアップ容量を節約できる。
  6. ジョブを保存して動作確認
    「変更を保存」後、ジョブ一覧から「今すぐ実行」で手動バックアップを実行して正常に完了することを確認する。完了後、指定した保存先にバックアップファイルが作成されていることをチェックする。
WP-Cronの注意点:BackWPupのスケジュール実行にはWordPressのWP-Cronを使用します。WP-Cronはサイトへのアクセスが発生したときに実行されるため、アクセスが極端に少ないサイトでは設定した時刻に正確に実行されない場合があります。確実に実行させたい場合はサーバー側のCronジョブ(crontab)からWP-Cronを呼び出す設定を追加することを推奨します。

バックアップからの復元方法

BackWPup無料版には管理画面からのワンクリック復元機能はありません。以下の手順で手動復元を行います。事前に手順を把握しておくことで、いざというときに焦らず対応できます。

① バックアップファイルの取得

BackWPupが生成したzipファイルをサーバー内または外部ストレージからダウンロードして手元に用意します。zipファイルを展開すると、.sqlファイル(データベース)とWordPressのファイル一式が入っています。

② ファイルの復元

展開したファイルをFTPクライアント(FileZillaなど)またはサーバーのファイルマネージャーを使って、サーバーの正しいディレクトリに上書きアップロードします。wp-config.phpのDB接続情報(ホスト・DB名・ユーザー・パスワード)が正しいことを確認してください。

③ データベースの復元

バックアップの.sqlファイルをphpMyAdminまたはサーバーの管理ツールからインポートします。既存のデータベースを一度削除してからインポートするか、テーブルを上書きインポートします。

ワンクリック復元が必要なら:BackWPup Pro版(有料)またはUpdraftPlusを使うと、WordPress管理画面から数クリックで復元できます。手動復元に不安がある場合は最初からUpdraftPlus(復元機能が無料版でも使いやすい)を検討するのも一つの選択肢です。

無料版 vs Pro版

無料版(BackWPup)

  • スケジュール自動バックアップ
  • DB+ファイルのバックアップ
  • Dropbox・S3・Google Drive・FTP保存
  • バックアップ世代管理
  • メール通知・ログ管理
  • 手動バックアップの即時実行

Pro版(BackWPup Pro)

  • 無料版の全機能
  • 管理画面からのワンクリック復元
  • バックアップファイルの暗号化
  • より詳細なスケジュール設定
  • Rackspace Cloud保存対応
  • 優先サポート
まず無料版で始めて問題なし:バックアップの取得・クラウド保存・スケジュール実行など実用上の主要機能は無料版で完結します。復元の手間を管理画面から省きたい場合にPro版を検討してください。多くのサイトは無料版で十分運用できます。

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ

  • 無料でスケジュール自動バックアップを設定したい
  • Dropbox・S3・Google Driveへの外部保存をしたい
  • バックアップのジョブを複数管理したい(DB専用・フルバックアップ等)
  • 日本語管理画面で設定したい
  • サイトの更新前にスポットバックアップを手動で取りたい

向かないケース

  • 管理画面から数クリックで復元したい(→UpdraftPlus推奨)
  • マルチサイト構成を完全バックアップしたい(部分対応)
  • バックアップと移行を同一プラグインでやりたい(→All-in-One WP Migration推奨)
  • インクリメンタルバックアップ(差分のみ)が必要(→UpdraftPlus Pro推奨)

よくある質問(FAQ)

  • BackWPupで取得したバックアップから復元するにはどうすればよいですか?

    BackWPup無料版には自動復元機能がありません。手動での復元が必要です。バックアップされたzipファイルを展開し、ファイルはFTPでサーバーにアップロード、データベース(.sqlファイル)はphpMyAdminやサーバーのMySQL管理ツールからインポートします。自動復元が必要な場合はBackWPup Pro版(有料)またはUpdraftPlusを検討してください。

  • BackWPupのバックアップはどこに保存されますか?

    BackWPupは複数の保存先に対応しています。サーバー内(wp-content内のbackupフォルダ)への保存が最もシンプルですが、サーバー障害時にバックアップも消える危険があります。外部ストレージへの保存としてDropbox・Amazon S3・Google Drive・FTPサーバーなどに対応しており、障害リスク分散のために外部保存の設定を強く推奨します。

  • BackWPupのバックアップスケジュールはどう設定しますか?

    ジョブ設定の「スケジュール」タブから設定します。WordPressのWP-Cronを使った定期実行(毎日・毎週・毎月・カスタム間隔)を設定できます。頻繁に更新するサイトは毎日、更新頻度が低いサイトは毎週などサイトの運用に合わせて調整してください。アクセスが少ないサイトではWP-Cronが正確に実行されない場合があるため、サーバーのCronジョブ設定との組み合わせも検討してください。

  • BackWPupの無料版と有料版(Pro版)の違いは何ですか?

    主な違いは復元機能です。無料版では手動での復元が必要ですが、Pro版ではWordPress管理画面から数クリックで復元できます。またPro版はバックアップの暗号化・より詳細なスケジュール設定・優先サポートなどが追加されます。バックアップ取得自体は無料版でも十分機能するため、まず無料版で運用し、復元の手間を省きたい場合にPro版を検討するのが一般的です。

  • サーバーの引っ越しにBackWPupは使えますか?

    BackWPupはバックアップに特化しており、サーバー間の移行には向いていません。バックアップファイルを手動で新サーバーに移設することは技術的に可能ですが、手順が複雑です。サーバー移行にはAll-in-One WP MigrationDuplicatorがより適した選択肢です。

まとめ

BackWPupはスケジュール自動バックアップ・Dropbox/S3/Google Driveへのクラウド保存・複数ジョブ管理など、バックアップに必要な機能を無料で提供する実績豊富なプラグインです。日本語管理画面で設定しやすく、国内の多くのWordPress解説サイトでも推奨されている定番プラグインです。

注意点は無料版に自動復元機能がないことです。復元は手動作業が必要になります。管理画面からの簡単復元を求める場合はUpdraftPlus(復元機能が無料版でも使いやすい)と比較検討してください。BackWPupはバックアップの取得・外部保存・スケジュール管理の点では十分すぎる機能を無料で提供しており、特にDropboxやGoogle Driveをすでに利用している方に最適です。