AIとWordPressの連携方法まとめ
「AIとWordPressを繋ぐ」といっても、その方式は1つではありません。目的によって適した方式が異なるため、5つの主要な連携方式を、仕組み・向き不向き・代表的なツールとともに整理します。
プラグイン内蔵のAPIキー入力型
最も一般的で手軽な方式AI Engine・AI Bud・MxChat等、多くのAIプラグインが採用している方式です。プラグインの設定画面にOpenAI・Claude・Gemini等のAPIキーを入力するだけで、記事生成・チャットボット等の機能が使えるようになります。
MCP(Model Context Protocol)
AIとの会話でサイト全体を操作Claude・ChatGPT等のAIクライアント側から、WordPressサイトを直接操作できるようにする、2025年末から急速に広がった標準規格です。「新しい記事を書いて公開して」等、日本語の指示だけで幅広い操作が可能になります。
これらはいずれもサードパーティ製ですが、WordPress運営元のAutomattic社自身も「WordPress MCP」という公式実装をGitHub上で公開しており、公式・非公式を問わず選択肢が広がっている段階です。詳細はMCP・AIエージェント入門で解説しています。
カスタムGPT(GPT Actions)
MCP以前からあるOpenAI独自の連携方式ChatGPTの「カスタムGPT」機能に備わる「Actions」という仕組みを使い、OpenAPIというAPI仕様書の形式でWordPress側の窓口を用意する方式です。「Sync to GPT」等の対応プラグインがWordPress.orgで公開されています。
具体的な手順はChatGPTをWordPressに追加する方法で解説しています。
REST API・Webhookによるカスタム連携
開発者向け・自由度が最も高い方式WordPress標準のREST APIや、プラグインが提供するWebhookを使い、独自のプログラムでAIサービスと連携させる方式です。CodeWP等のツールで生成したコードを組み込んで実装することもあります。
外部SaaS型自動化ツール経由の連携
他の業務ツールとまとめて連携したい場合Zapier・Make等の自動化プラットフォームを介して、WordPressとAIサービス、さらには他の業務ツール(Slack・スプレッドシート・CRM等)を横断的に連携させる方式です。「WordPressに新しい問い合わせが来たら、AIが内容を要約してSlackに通知する」といった、複数サービスをまたぐ自動化に向いています。
5方式の比較表
| 方式 | 手軽さ | 自由度 | 必要な知識 | 代表例 |
|---|---|---|---|---|
| ①APIキー入力型 | ◎ | △ | 不要 | AI Engine |
| ②MCP | ○ | ○ | 基本操作のみ | WPVibe |
| ③カスタムGPT/Actions | △ | ○ | 設定の理解 | Sync to GPT |
| ④REST API/Webhook | × | ◎ | プログラミング | CodeWP併用 |
| ⑤外部SaaS連携 | ○ | ○ | 不要〜基本操作 | Zapier・Make |
目的別の選び方
- とにかく手軽に始めたい:①APIキー入力型のプラグインから
- 会話だけでサイト管理を効率化したい:②MCP
- ChatGPTだけに絞って使いたい:②MCP対応プラグイン、または③カスタムGPT/Actions
- 独自のシステムと連携させたい:④REST API/Webhook
- 他の業務ツールも含めて自動化したい:⑤外部SaaS連携