ChatGPTをWordPressに追加する方法
「ChatGPTをWordPressに追加したい」という要望には、実は3つの異なる意味が考えられます。目的別に、具体的な手順を解説します。
共通で必要になるOpenAI APIキーの取得方法
方法1・方法3では、OpenAIの公式サイトで発行するAPIキーが必要です(方法2の一部サービスは不要)。
1OpenAIの公式サイト(platform.openai.com)でアカウントを作成する
2管理画面の「API keys」メニューから新しいキーを発行する
3「Billing」メニューで支払い方法を登録し、必要に応じて利用上限額を設定する
4発行されたAPIキー(sk-で始まる文字列)を、WordPressプラグイン側の設定画面に入力する
方法1:ChatGPTをチャットボットとして設置する
サイト訪問者向けのチャットボットを作りたい場合
対象:問い合わせ対応を自動化したい方2プラグインの設定画面で、AIプロバイダーとして「OpenAI」を選択
3取得したAPIキーを入力し、使用するモデル(GPT-4o等)を選択
4チャットボットに参照させる投稿・ページの範囲(ナレッジベース)を設定
5ウィジェットの見た目・初期メッセージを調整して公開
詳しい導入手順はAIチャットボット導入ガイドで解説しています。
方法2:ChatGPTアプリからサイトを直接操作する(MCP)
ChatGPTのチャット画面から会話でサイトを更新したい場合
対象:管理画面を開かず作業を済ませたい方これはMCP(Model Context Protocol)という仕組みを使う方法です。WPVibeはChatGPT公式のAppsコネクタとして提供されており、既存のChatGPTアカウント(無料プランでも可)をそのまま使える点が特徴です。
1WordPress側にWPVibe等のMCPサーバープラグインをインストール
2プラグインの案内に従い、サイトを接続してアプリケーションパスワードを発行
3ChatGPT側の設定(Apps・コネクタ管理画面)で、発行された接続情報を登録
4ChatGPTのチャット画面で「新しい記事を書いて」等、日本語で指示を出す
この方法の詳細・他の選択肢はMCP・AIエージェント入門で解説しています。
方法2b:カスタムGPT(GPT Actions)で連携する
ChatGPTの「カスタムGPT」機能を使いたい場合
対象:MCP対応前から使われてきた、OpenAI独自の連携方式を試したい方MCPが登場する以前から、ChatGPTには「カスタムGPT(Custom GPT)」機能に「Actions」というAPI連携の仕組みが備わっています。これはOpenAPIというAPI仕様書の形式でWordPress側の窓口を用意し、ChatGPTがそれを読み込んで操作する方式です。「Sync to GPT」「VideoWhisper Site Manager」等、この方式に対応した専用プラグインがWordPress.orgで公開されています。
1対応プラグイン(Sync to GPT等)をWordPressにインストールし、OpenAPIスキーマのURLを生成
2ChatGPT(Plus以上のプラン推奨)で「My GPTs」から新しいカスタムGPTを作成
3「Actions」設定画面に、生成されたOpenAPIスキーマを貼り付け
4プラグインが提供する「GPT用の指示文」もカスタムGPTの設定にコピーして保存
MCPの方がより新しく汎用的な標準ですが、この「カスタムGPT+Actions」方式は先行して確立された仕組みであり、現在も一部のプラグインで採用されています。どちらも「ChatGPTからWordPressを操作する」という点では似ていますが、対応プラグインが異なる点に注意してください。
方法3:ChatGPTで記事を書いてWordPressに投稿する
執筆補助としてChatGPTを使いたい場合
対象:記事作成の時間を短縮したい方1AI Engine等、複数のAIモデルに対応したプラグインをインストール
2設定画面でOpenAIのAPIキーを入力し、モデルとしてGPT系を選択
3投稿編集画面から、見出し構成・本文の生成を指示
4生成された内容を確認・編集してから公開
プロンプトの作り方や品質管理のコツはAIコンテンツ生成ガイドで詳しく解説しています。
料金の仕組み
ChatGPT Plus(個人向けの月額サブスクリプション)と、WordPressプラグインから使うOpenAI API(開発者向けの従量課金)は別の契約です。プラグインからChatGPTの機能を使う場合、通常は後者のAPIキーを取得し、生成量に応じた従量課金を別途支払う仕組みになります。
例外として、WPVibe等の一部MCPサーバーは、既存のChatGPTアカウント(無料プランを含む)をそのまま利用できる設計になっており、別途OpenAI APIキーを取得する必要がありません。