WordPress移管ツール完全比較
2026年最新版
WordPressの移管・バックアップに使えるツールを徹底比較します。All-in-One WP Migration・Duplicator・UpdraftPlus・WP-CLI・FTP手動移行まで、特徴・料金・向き不向きを網羅。あなたのサイト規模と技術レベルに合った最適なツールが見つかります。
📋 目次
📊 1. ツール一覧比較表
| ツール名 | 無料版 | 有料版 | 対応サイズ | 難易度 | マルチサイト | スケジュールBK | おすすめ対象 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| All-in-One WP Migration | ✓ 512MBまで | 月額$9〜 | 小〜大(有料) | ★☆☆ 簡単 | △有料のみ | ✗ | 初心者〜中級 |
| Duplicator | ✓ 500MBまで | 年額$79〜 | 小〜大(有料) | ★★☆ 中級 | △有料のみ | ✓有料のみ | 中級・大規模 |
| UpdraftPlus | ✓ 機能制限 | 年額£70〜 | 全サイズ | ★★☆ 中級 | ✓有料のみ | ✓無料から | バックアップ重視 |
| WP-CLI | ✓ 完全無料 | — | 全サイズ | ★★★ 上級 | ✓ | ✓スクリプト化 | エンジニア・大規模 |
| FTP + phpMyAdmin | ✓ 完全無料 | — | 全サイズ | ★★★ 上級 | ✓ | ✗ | 技術者・確実性重視 |
🥇 2. All-in-One WP Migration
✅ メリット
- 操作がシンプル(エクスポート→インポートのみ)
- URL自動置換あり(ドメイン変更対応)
- 512MBまで完全無料
- サーバー設定不要・FTP不要
- ドラッグ&ドロップのUI
- 5000万件以上のインストール実績
❌ デメリット
- 無料版は512MB制限
- スケジュールバックアップ機能なし
- マルチサイトは有料拡張が必要
- 有料版は月額・年額制(買い切り不可)
📋 詳細・使い方
エクスポートファイル(.wpress形式)にファイル・DB・テーマ・プラグインすべてが含まれます。インポート先でそのまま展開できるためトラブルが少なく、移管初心者に最も推奨されます。
基本的な移行手順
- 旧サーバーのWPにAll-in-One WP Migrationをインストール
- プラグインメニュー → エクスポート → ファイルへ でダウンロード
- 新サーバーのWPに同プラグインをインストール
- インポート → ファイルからインポートで.wpressファイルを選択
- パーマリンク設定を保存し直して完了
512MB制限の回避方法
① 画像を事前に圧縮してファイルサイズを削減する
② 有料の「Unlimited Extension」を購入(年額約$69)
③ FTP経由でアップロードする(サーバーによって対応)
📋 3. Duplicator
✅ メリット
- 移行・バックアップ・クローン作成が1ツール
- インストーラー付きで移行先にWP不要
- 有料版はスケジュールバックアップ対応
- ローカル開発環境からの移行に強い
- クラウドストレージ保存対応(有料)
❌ デメリット
- 無料版は500MB制限
- FTPアップロード操作が必要
- 手順がやや複雑(installer.phpの実行)
- 大規模サイトはPro版が実質必須
📋 詳細・使い方
パッケージ(archive.zip)とインストーラー(installer.php)の2ファイルを生成します。移行先にFTPでアップロードし、ブラウザでinstaller.phpを実行するだけで完了します。移行先にWordPressがなくても利用できる点が特徴です。
基本手順
- 旧サーバーにDuplicatorをインストール → 「パッケージを作成」
- archive.zip と installer.php の2ファイルをダウンロード
- 新サーバーの公開ディレクトリにFTPで2ファイルをアップロード
- ブラウザで https://新サーバー/installer.php にアクセス
- DB情報を入力してインポート完了
💾 4. UpdraftPlus
✅ メリット
- スケジュール自動バックアップが無料版から
- Google Drive・Dropbox・S3等に対応
- ファイルとDBを分けてバックアップ可能
- 復元操作だけで移行にも使える
- インストール数300万超の実績
❌ デメリット
- 移行時のURL自動置換がない(手動でBetter Search Replace必要)
- バックアップ特化でUI設定が多い
- マルチサイト対応は有料版のみ
📋 移行への活用手順
- 旧サーバーのUpdraftPlusで全コンテンツをバックアップ
- 新サーバーにWordPressとUpdraftPlusをインストール
- 設定 → 既存のバックアップを復元 でアップロード&復元
- Better Search ReplaceでDB内のURL置換を実施
⌨️ 5. WP-CLI
✅ メリット
- 完全無料・サイズ制限なし
- 大規模サイトでもタイムアウトなし
- スクリプト化・自動化が可能
- マルチサイト完全対応
- URL置換コマンド(search-replace)標準搭載
- WordPress公式提供ツール
❌ デメリット
- コマンドライン・SSH操作の知識が必要
- SSHアクセスが必要
- 初心者にはハードルが高い
- GUIがない
📋 主要コマンド集
# DBをエクスポート
wp db export backup.sql
# 新サーバーでDBをインポート
wp db import backup.sql
# URL一括置換(--dry-runで確認後に本実行)
wp search-replace 'https://old.com' 'https://new.com' --all-tables --dry-run
wp search-replace 'https://old.com' 'https://new.com' --all-tables
# キャッシュクリア
wp cache flush
# パーマリンク再生成
wp rewrite flush
# プラグイン一括有効化
wp plugin activate --all
📂 6. FTP + phpMyAdmin 手動移行
✅ メリット
- プラグインに依存しない最も確実な方法
- 何が移行されているか完全に把握できる
- サイズ制限なし・追加費用ゼロ
- サーバー環境に依存しない
❌ デメリット
- 手順が多くFTP・phpMyAdmin操作の知識が必要
- 大容量サイトはFTPに時間がかかる
- URL置換は別途作業が必要
- ミスが発生しやすい
📋 基本手順(詳細はサーバー会社間移管ガイド参照)
- 旧サーバーのWPファイル全体をFTPでダウンロード
- phpMyAdminで全テーブルをSQL形式でエクスポート
- 新サーバーの公開ディレクトリにFTPでアップロード
- phpMyAdminで新DBを作成してSQLをインポート
- wp-config.phpの新DB接続情報に書き換え
- Better Search ReplaceでDB内URLを置換
- 動作確認・パーマリンク保存
🎯 7. あなたに合ったツールの選び方
シーン別おすすめツール
ツール選択フローチャート
中〜上級者 → Q2へ
512MB〜2GB → Duplicator Pro または All-in-One 有料版
2GB超 → Q3へ
できない → FTP+phpMyAdmin手動移行 または 有料プラグイン
❓ 8. よくある質問(FAQ)
Q. 移管ツールを使うとWordPressのバージョンは変わりますか?
プラグインを使った移行ではWordPressのコアファイルも移行されるため移行元と同じバージョンになります。移行後に新サーバーで「WordPressを最新バージョンに更新」を実行することを推奨します。
Q. Better Search Replaceと各移行ツールの使い分けは?
All-in-One WP MigrationとDuplicatorはURL置換を自動で行うため、基本的にBetter Search Replaceは不要です。UpdraftPlusによるバックアップ復元・FTP手動移行・WP-CLIでドメインが変わる場合にBetter Search Replaceが必要です。また、移行ツール使用後でも画像URLが一部残っている場合の補完ツールとして使います。
Q. 複数のツールを組み合わせても大丈夫ですか?
問題ありません。「移行にAll-in-One WP Migration、移行後のバックアップはUpdraftPlus」という組み合わせが実務でよく使われます。ただし同様の機能を持つプラグインを複数同時に有効にすると競合する場合があるため、用途を分けて整理しておきましょう。
Q. 無料ツールだけで大丈夫でしょうか?
512MB以下のサイトであればAll-in-One WP Migration無料版だけで十分です。大容量サイトはWP-CLI(完全無料・サイズ制限なし)またはFTP+phpMyAdmin(完全無料)で対応できます。有料ツールが必要なのは「GUIで大容量サイトを移管したい」「スケジュールバックアップも合わせて管理したい」という場合です。