📌 この記事の要点(3分で読める)
- 対象者:弁護士、税理士、行政書士、司法書士、社労士、弁理士等の士業
- 構築期間:1〜3週間
- 初期費用:5〜20万円
- 月額費用:2,000〜5,000円
- 必須ページ:事務所概要、サービス内容、料金表、実績、相談予約フォーム
- 推奨機能:相談予約フォーム、ブログ(情報発信)、SSL化、SEO対策
- 重要要素:専門性の訴求、信頼性、地域SEO、広告規制の遵守
士業サイトとは
士業サイトとは、弁護士、税理士、行政書士、司法書士、社労士などの国家資格を持つ専門家が運営する公式Webサイトのことです。
士業サイトの主な役割
- 信頼性の訴求:経歴、実績、専門分野を明示して信頼を獲得
- 専門知識の発信:ブログで法律・税務の最新情報を提供
- 相談・問い合わせ受付:見込み客からの相談予約を受け付ける
- サービス内容の説明:取扱業務、料金、解決事例を詳しく紹介
- 地域集客:「地域名 + 業種」のSEOで地元の依頼者を獲得
ポイント:士業サイトは「専門性」「信頼性」「アクセスしやすさ」の3つが重要です。難しい専門用語を避け、一般の方にも分かりやすく説明することが集客につながります。
WordPressが士業サイトに適している理由
- ブログ機能:専門知識をブログで発信してSEO対策と信頼性向上を両立
- 更新が簡単:自分で最新情報やお知らせを即座に更新できる
- SEOに強い:「地域名 + 弁護士」などの検索で上位表示を狙える
- 低コスト:WordPress本体は無料。サーバー代のみで運営可能
- カスタマイズ性:信頼感のあるプロフェッショナルなデザインが可能
職種別のポイント
⚖️ 弁護士・法律事務所
- 取扱分野を明確に:離婚、相続、企業法務、刑事事件など専門分野を明記
- 解決事例の掲載:守秘義務に配慮しつつ、過去の解決事例を紹介
- 弁護士広告規制:誇大広告禁止、虚偽記載禁止などの規制を遵守
- 初回相談無料の訴求:相談のハードルを下げる
💼 税理士・会計事務所
- 対象顧客の明確化:個人事業主向け、中小企業向け、医療法人向けなど
- サービスメニュー:確定申告、記帳代行、税務調査対応、相続税申告など
- 顧問料金の明示:月額顧問料の目安を掲載(信頼性向上)
- 税制改正情報:ブログで最新の税制改正情報を発信
📝 行政書士事務所
- 取扱業務の詳細:許認可申請、相続・遺言、外国人ビザ、車庫証明など
- 地域密着の訴求:「〇〇市の行政書士」など地域名を強調
- 手続きの流れ:依頼から完了までのプロセスを図解で説明
- 料金の透明性:報酬額表を掲載して安心感を提供
🏢 司法書士事務所
- 登記業務の説明:不動産登記、商業登記、相続登記など
- 債務整理の訴求:過払い金請求、任意整理、自己破産など
- 成年後見の案内:高齢化社会で需要が増えている分野
👔 社会保険労務士(社労士)事務所
- 企業向けサービス:就業規則作成、労務相談、助成金申請
- 給与計算代行:アウトソーシングニーズへの対応
- 労働問題の解説:ブログで労働法の最新情報を発信
💡 弁理士事務所
- 知財サービス:特許、商標、意匠、著作権などの出願・相談
- 業界特化:IT業界、製造業、デザイン業界など得意分野を明記
- 外国出願対応:国際特許の対応可否
士業サイトに必要なページ構成
必須ページ
- トップページ:事務所の強み、専門分野、代表メッセージを端的に表示
- 事務所概要:所在地、代表者名、経歴、資格、所属団体
- サービス内容(取扱業務):提供サービスを詳しく説明
- 料金表:報酬額の目安(透明性が信頼につながる)
- 実績・解決事例:過去の実績を具体的に紹介
- 相談・問い合わせフォーム:相談予約、問い合わせを受け付ける
- アクセス:事務所への行き方、地図、駐車場情報
- プライバシーポリシー:個人情報保護方針(必須)
推奨ページ(差別化要素)
- 代表者プロフィール:経歴、理念、専門分野を詳しく紹介
- よくある質問(FAQ):相談前の不安を解消
- お客様の声:依頼者の声(守秘義務に配慮)
- ブログ・コラム:専門知識を発信してSEO対策と信頼性向上
- メディア掲載実績:書籍、雑誌、TV出演などの実績
- セミナー・講演実績:外部での活動実績
ページ数の目安:個人事務所で10〜15ページ、複数の弁護士・税理士がいる事務所で20〜30ページ程度が一般的です。
士業サイトに必要な機能
相談予約フォーム
見込み客からの相談予約を受け付ける最重要機能です。
- 推奨プラグイン:Contact Form 7、WPForms
- 必要項目:氏名、メールアドレス、電話番号、相談内容、希望日時
- 任意項目:会社名(法人の場合)、相談分野の選択
ポイント:「24時間受付」「初回相談無料」などを強調し、フォームの項目は最小限にして心理的ハードルを下げましょう。
ブログ機能
専門知識を発信してSEO対策と信頼性向上を両立できます。
- 最新の法改正情報
- よくある質問への回答
- 事例解説(守秘義務に配慮)
- お役立ち情報(税金、相続、労務など)
SSL化(必須)
個人情報を扱うため、SSL化(https化)は必須です。
- 相談フォームで個人情報を送信するため
- SEOにも有利
- ほとんどのレンタルサーバーで無料SSL提供
SEO対策
「地域名 + 士業名」で検索上位を目指しましょう。
- 推奨プラグイン:Yoast SEO、All in One SEO
- 重要キーワード:「東京 弁護士」「大阪 税理士」「〇〇市 行政書士」など
- Googleマイビジネス:地図検索での表示に必須
アクセス解析
どのページが見られているか、どのキーワードで流入しているかを把握します。
- Google Analytics:アクセス数、滞在時間、流入元を分析
- Google Search Console:検索キーワード、検索順位を確認
おすすめWordPressテーマ
Emanon Business(国産・有料 - 27,800円)
- 特徴:士業・BtoB向け特化型テーマ
- おすすめポイント:相談予約フォーム最適化、SEO内部対策済み、信頼感あるデザイン
- 誰におすすめ:弁護士、税理士、行政書士など全士業
SWELL(国産・有料 - 17,600円)
- 特徴:高機能・高速な万能型テーマ
- おすすめポイント:洗練されたデザイン、ブログ機能充実、更新簡単
- 誰におすすめ:ブログで情報発信したい士業、デザイン重視
TCD SOLARIS(国産・有料 - 39,800円)
- 特徴:大規模事務所向け高級テーマ
- おすすめポイント:弁護士法人・税理士法人に最適、複数弁護士の紹介ページ充実
- 誰におすすめ:大規模法律事務所、税理士法人、ブランディング重視
おすすめの選び方:士業特化ならEmanon Business、デザイン・更新性重視ならSWELL、大規模事務所ならTCD SOLARISがおすすめです。
士業サイト構築の手順
1. 事前準備
- ターゲットの明確化:個人向けか法人向けか
- 専門分野の整理:どの分野に強いかを明確にする
- 差別化ポイント:他の事務所との違いを言語化
- 素材の準備:プロフィール写真、事務所写真、経歴資料
2. サーバー・ドメインの契約
- 推奨サーバー:エックスサーバー、ConoHa WING、さくらインターネット
- ドメイン:事務所名.jp、姓名.jp など
ドメインのポイント:.jpドメインは日本を拠点とする証明になり、信頼性が高まります。
3. WordPressのインストール
レンタルサーバーの「WordPress簡単インストール」機能を使います。
4. テーマの選択とインストール
信頼感のあるシンプルなテーマを選びます。
5. 基本設定
- サイトタイトル「〇〇法律事務所」など
- キャッチフレーズ「東京都千代田区の弁護士」など
- パーマリンク設定(「投稿名」推奨)
- SSL化(https化)
6. 固定ページの作成
以下の固定ページを作成します。
- トップページ
- 事務所概要
- サービス内容
- 料金表
- 実績・解決事例
- アクセス
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
7. 相談フォームの設置
Contact Form 7で相談予約フォームを作成します。
8. SEO設定
- Yoast SEOプラグインをインストール
- 各ページのタイトル・メタディスクリプションを最適化
- 「地域名 + 士業名」のキーワードを意識
9. Googleマイビジネス登録
地図検索での表示に必須です。無料で登録できます。
10. 公開・集客開始
- Google Analyticsで効果測定
- ブログで専門知識を発信
- 地域のポータルサイトに登録
集客・運営のポイント
1. ブログで専門知識を発信(最重要)
士業サイトの集客で最も効果的なのがブログです。
- 更新頻度:週1回以上が理想
- 記事テーマ:よくある質問、法改正情報、事例解説
- SEO効果:「〇〇とは」「〇〇の方法」などのキーワードで上位表示
- 信頼性向上:専門知識の深さが伝わり、相談につながる
成功事例:相続専門の司法書士事務所が「相続登記 必要書類」などのブログ記事で月間1万PV達成。月5〜10件の新規相談につながっています。
2. 地域SEOを徹底する
「地域名 + 士業名」での検索上位を目指しましょう。
- タイトルに地域名を入れる(例:「東京都千代田区の弁護士」)
- 各ページに地域名を自然に含める
- Googleマイビジネスを充実させる
- 地域情報サイトからリンクを獲得
3. 料金を明示して信頼性を高める
「料金が分からない」は相談のハードルになります。
- 報酬額表を掲載(目安でOK)
- 「初回相談無料」を明記
- 追加費用の有無を説明
4. 相談のハードルを下げる
- 「24時間受付」を強調
- 「まずは気軽にご相談ください」など優しい文言
- 電話番号を大きく表示
- LINEやメールでの相談も受け付ける
5. 実績・専門性を具体的に示す
- 解決件数(「相続案件100件以上」など)
- 専門分野での経験年数
- 著書、講演、メディア掲載実績
- 所属団体、研究会
6. 広告規制を遵守する
弁護士、税理士などには広告規制があります。
- 禁止事項:誇大広告、虚偽記載、他の事務所の誹謗中傷
- 注意点:「勝訴率100%」「絶対に勝てる」などの表現はNG
- 確認先:各士業の倫理規定・広告規制を必ず確認
重要:弁護士法、税理士法など、各士業には広告規制があります。サイト公開前に、所属する士業団体の広告規制を必ず確認してください。
よくある質問
Q1. 料金表は必ず掲載すべきですか?
A. 必須ではありませんが、掲載することを強く推奨します。料金が分からないと相談のハードルになります。「〇〇円〜」という目安でも効果的です。
Q2. ブログはどのくらいの頻度で更新すべきですか?
A. 週1回以上が理想です。最低でも月2〜4回は更新しましょう。更新が止まっているサイトは信頼性が下がります。
Q3. 顔写真は掲載すべきですか?
A. はい、強く推奨します。顔が見えることで親しみやすさと信頼性が大幅に向上します。プロフィール写真はプロに撮影してもらうと良いでしょう。
Q4. SEO対策で最も重要なことは何ですか?
A. ブログでの専門知識の発信です。「地域名 + 士業名」だけでなく、「相続登記 費用」「離婚 慰謝料 相場」など、具体的な悩みに答える記事が集客につながります。
Q5. 広告規制が心配です。どうすればいいですか?
A. 所属する士業団体(弁護士会、税理士会等)の広告規制を確認し、不明点は事前に問い合わせましょう。基本的に「事実を誠実に伝える」ことを心がければ問題ありません。
Q6. 既存のホームページをWordPressに移行できますか?
A. はい、可能です。既存サイトのコンテンツをWordPressに移行し、ブログ機能を追加することで集客力を高められます。
Q7. 月額費用はどのくらいかかりますか?
A. サーバー代が月額1,000〜3,000円程度です。自分で更新する場合はこれだけで済みます。制作会社に保守を依頼する場合は月額1〜3万円程度が相場です。
Q8. 集客効果はどのくらいで出ますか?
A. ブログを週1回更新し続けた場合、3〜6ヶ月で効果が出始めることが多いです。SEOは中長期的な施策なので、継続が重要です。
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