WordPressでランディングページ(LP)を作る
商品・サービスの購入や問い合わせに特化した1ページ完結型のランディングページ(LP)をWordPressで効果的に作る方法を解説します。コンバージョン率を高めるデザイン、構成、必須要素を詳しく紹介します。
📌 この記事の要点(3分で読める)
- 対象者:商品・サービスの販売促進をしたい個人・法人
- 構築期間:3日〜1週間
- 初期費用:3〜10万円
- 月額費用:1,000〜3,000円
- 推奨ツール:Elementor、Beaver Builder、LP専用テーマ
- 必須要素:強力なファーストビュー、CTA、お客様の声、フォーム
- 重要指標:コンバージョン率(目標:2〜5%)
ランディングページ(LP)とは
ランディングページ(LP:Landing Page)とは、広告やSNSからの訪問者を「1つの行動」に導くことを目的とした、1ページ完結型のWebページです。
ランディングページの特徴
- 1ページ完結:他のページへのリンクを極力減らし、訪問者を迷わせない
- 単一のゴール:購入、問い合わせ、資料請求など、1つの行動に集中
- 縦長のレイアウト:スクロールしながら情報を順番に見せる
- CTA(行動喚起)ボタン:目立つボタンで行動を促す
- 説得力のある構成:悩み→解決策→証拠→行動の流れ
ランディングページと通常ページの違い
| 項目 | ランディングページ | 通常のWebページ |
|---|---|---|
| ページ数 | 1ページ完結 | 複数ページで構成 |
| 目的 | コンバージョン(購入・登録) | 情報提供・ブランディング |
| リンク | 最小限(離脱を防ぐ) | 多数(回遊を促す) |
| デザイン | 縦長、派手、目立つCTAボタン | シンプル、読みやすさ重視 |
| 情報量 | 多い(説得に必要な情報をすべて掲載) | 適度(見やすさを優先) |
ランディングページの活用例
ランディングページは様々な目的で活用されます。
代表的な活用シーン
- 商品販売:特定の商品やサービスの購入を促す
- 資料請求:BtoB企業の資料ダウンロードや問い合わせ獲得
- セミナー集客:オンライン・オフラインセミナーの参加者募集
- アプリダウンロード:スマホアプリのインストール促進
- メルマガ登録:メールアドレス収集
- キャンペーン告知:期間限定キャンペーンの訴求
- 無料体験申込:サービスのトライアル登録
効果的なランディングページの構成
コンバージョン率を高めるランディングページには、決まった構成があります。
1. ファーストビュー
ページを開いて最初に見える画面。キャッチコピー、メインビジュアル、CTAボタンを配置し、3秒以内に興味を引く。
2. 問題提起
訪問者が抱えている悩みや課題を言語化。「こんなことで困っていませんか?」と共感を得る。
3. 解決策の提示
あなたの商品・サービスがどう問題を解決するのかを説明。ベネフィット(利益)を明確に伝える。
4. 商品・サービスの詳細
機能、価格、プランなど具体的な情報を提供。画像や動画を活用して分かりやすく説明。
5. お客様の声
実際の利用者のレビューや評価。第三者の意見で信頼性を高める。写真や実名があると効果的。
6. よくある質問
購入前の不安や疑問を先回りして解消。「本当に効果があるの?」「返金できる?」など。
7. 特典・限定性
「今だけ割引」「先着50名限定」など、今すぐ行動する理由を提供。
8. 最終CTA
ページの最後に改めて行動を促すボタン。ここまでスクロールした人は関心が高いので、強く訴求。
おすすめWordPressテーマ
SWELL(国産・有料 - 17,600円)
- 特徴:LP作成に最適な高機能テーマ、ブロックエディタでLP簡単作成
- おすすめポイント:ノーコードでプロ級LP、高速表示、SEO対策済み
- 誰におすすめ:コーディング不要で本格LP、デザイン重視、複数LP作成
TCD OOPS!(国産・有料 - 19,800円)
- 特徴:ランディングページ専用テーマ
- おすすめポイント:美しいデザイン、コンバージョン最適化、LP特化機能充実
- 誰におすすめ:LP専用サイト、デザインの完成度重視、セミナー・イベント集客
Emanon Business(国産・有料 - 27,800円)
- 特徴:BtoB向けLP・サイト構築テーマ
- おすすめポイント:リード獲得に特化、CTA最適化、ABテスト対応
- 誰におすすめ:BtoB企業、問い合わせ獲得重視、ホワイトペーパーDL
ランディングページ作成プラグイン
既存のテーマにプラグインを追加して、LP機能を実装する方法もあります。
- Elementor(無料版あり):最も人気のページビルダー
- Beaver Builder:軽量で使いやすいページビルダー
- SeedProd:LP作成に特化したプラグイン
- Thrive Architect:コンバージョン最適化に強い
ランディングページ作成の手順(Elementor使用)
最も人気のある「Elementor」を使ったランディングページ作成手順を解説します。
Elementorのインストール
- WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」
- 「Elementor Website Builder」を検索
- 「今すぐインストール」→「有効化」
新規ページの作成
- 「固定ページ」→「新規追加」
- ページタイトルを入力(例: 商品名-LP)
- 「Elementorで編集」ボタンをクリック
テンプレートの選択(任意)
Elementorには豊富なテンプレートが用意されています。
- 左パネルの「テンプレート」アイコンをクリック
- 「ページ」タブから好みのテンプレートを選択
- 「挿入」をクリック
セクションの追加
ランディングページは複数のセクション(ブロック)で構成されます。
- 「+」ボタンで新しいセクションを追加
- カラム数を選択(1カラム、2カラムなど)
- 各セクションに要素を追加していく
要素の追加
左パネルから要素をドラッグ&ドロップで配置します。
- 見出し:キャッチコピーやセクションタイトル
- テキストエディタ:本文
- 画像:商品画像やイメージ
- ボタン:CTAボタン
- 動画:YouTube埋め込み
- スペーサー:余白調整
- カウンター:数字で実績を表示
- 証言:お客様の声
ファーストビューの作成
最も重要なファーストビューから作り込みます。
- 背景画像:セクション設定で背景画像を設定
- キャッチコピー:大きな見出しで訴求
- サブコピー:補足説明
- CTAボタン:目立つ色、大きめのサイズ
フォームの設置
問い合わせや購入用のフォームを設置します。
- 「Contact Form 7」などのフォームプラグインを事前にインストール
- Elementorの「フォーム」ウィジェットを追加
- 必要な項目(名前、メール、電話番号など)を設定
スマホ対応の確認
Elementorには3つのプレビューモードがあります。
- 下部の「デスクトップ」「タブレット」「モバイル」アイコンで切り替え
- 各デバイスで文字サイズ、余白、レイアウトを調整
ページ設定
ページ全体の設定を行います。
- 「設定」アイコンをクリック
- 「ページ設定」で以下を設定:
- ページレイアウト: Elementor Canvas(ヘッダー・フッターなし)
- ページタイトル: 非表示
公開・プレビュー
- 左下の「公開」ボタンをクリック
- 「プレビュー」で実際の表示を確認
- 問題なければ正式公開
コンバージョン率を上げるポイント
1. ファーストビューで惹きつける
訪問者の70%は3秒以内にページを離れます。ファーストビューで興味を引けなければ終わりです。
- 強力なキャッチコピー:ベネフィットを明確に伝える
- インパクトのある画像:商品の魅力が伝わるビジュアル
- 目立つCTAボタン:「今すぐ購入」「無料で試す」など
2. 信頼性を高める
ネット上の見知らぬ相手から買うのは不安です。信頼を得る要素を入れましょう。
- お客様の声:実名・写真付きだとより効果的
- 実績数字:「導入企業1,000社突破」など
- 受賞歴・メディア掲載:第三者評価
- セキュリティ表示:SSL証明書、個人情報保護方針
3. 限定性・緊急性を演出
「いつでも買える」と思うと、後回しにされます。今すぐ行動する理由を作りましょう。
- 期間限定:「3日間限定セール」
- 数量限定:「先着50名様」
- 特典:「今だけ〇〇プレゼント」
- カウントダウンタイマー:残り時間を表示
4. 不安を取り除く
購入前の不安を先回りして解消しましょう。
- 返金保証:「30日間返金保証」
- よくある質問:FAQ形式で疑問を解消
- 無料トライアル:「まずは無料で試せます」
- サポート体制:「24時間サポート対応」
5. CTAボタンを最適化
ボタンのデザインや文言で、クリック率が大きく変わります。
- 色:赤、オレンジ、緑など目立つ色
- サイズ:大きめに(特にスマホ)
- 文言:「購入する」より「今すぐ試す」の方が心理的ハードルが低い
- 配置:ファーストビュー、中間、最後の3箇所に配置
6. ページ速度を最適化
読み込みが1秒遅れると、コンバージョン率が7%下がると言われています。
- 画像を圧縮する
- 不要なプラグインを削除
- キャッシュプラグインを導入
- 高速なレンタルサーバーを使う
よくある質問
Q1. ランディングページは何ページ作ればいいですか?
A. 商品・サービスごとに1つのLPを作るのが基本です。複数の商品を1つのLPで紹介すると、訪問者が迷ってコンバージョン率が下がります。また、広告の流入元(Facebook、Google広告など)ごとに異なるLPを作ると、さらに効果が上がります。
Q2. ランディングページの文字数はどれくらいが適切ですか?
A. 一概には言えませんが、3,000〜10,000文字程度が目安です。高額商品や複雑なサービスほど、詳しい説明が必要なので長くなります。安価な商品や単純なサービスは短めでもOKです。重要なのは「購入に必要な情報がすべて揃っているか」です。
Q3. SEO対策は必要ですか?
A. LPは通常、広告経由の流入を想定しているため、SEO対策の優先度は低いです。ただし、自然検索からの流入も狙う場合は、titleタグ、meta description、見出しタグなど基本的なSEO対策は行いましょう。
Q4. ヘッダーやフッターは削除すべきですか?
A. はい、削除することをおすすめします。ヘッダーのメニューやフッターのリンクは「離脱の原因」になります。LPは1つの行動に集中させるため、他ページへのリンクは極力削除しましょう。Elementorの「Canvas」テンプレートを使えば、簡単にヘッダー・フッターなしのページが作れます。
Q5. A/Bテストは必要ですか?
A. はい、非常に重要です。LPの見出し、画像、ボタンの色などを変更して、どちらがより成果が出るかをテストすることで、コンバージョン率を大幅に改善できます。Google Optimizeなどの無料ツールでA/Bテストが可能です。
Q6. 動画は入れるべきですか?
A. 可能であれば、ぜひ入れてください。商品説明動画があると、コンバージョン率が平均で80%向上すると言われています。特に、使い方が複雑な商品や、視覚的に魅力を伝えたい商品には効果的です。
まとめ
ランディングページ作成のチェックリスト
- ✓ LP作成プラグイン(Elementorなど)をインストール
- ✓ 魅力的なファーストビューを作る
- ✓ 訪問者の悩みに共感する
- ✓ 解決策を明確に提示する
- ✓ 商品・サービスの詳細を説明
- ✓ お客様の声を掲載
- ✓ よくある質問で不安を解消
- ✓ 限定性・緊急性を演出
- ✓ 目立つCTAボタンを配置
- ✓ スマホ表示を確認
- ✓ ページ速度を最適化
- ✓ A/Bテストで改善を繰り返す
ランディングページは、広告費をかけて集客する際の「受け皿」として非常に重要です。WordPressとElementorを使えば、専門知識がなくてもプロ並みのLPを作成できます。
このページで解説した内容を参考に、コンバージョン率の高いランディングページを作成してください。不明点があれば、トラブルシューティングや用語辞典も活用しましょう。