🔌 プラグインでのバックアップ
プラグインを使ったバックアップは、WordPressの知識が少ない初心者でも管理画面から簡単に操作できる最もポピュラーな方法です。UpdraftPlus・BackWPup・Duplicatorそれぞれの特徴・手順・注意点を詳しく解説します。
バックアッププラグイン比較
代表的な3つのプラグインを比較します。初心者にはUpdraftPlusが最もおすすめです。
| プラグイン | 料金 | 難易度 | クラウド連携 | 復元操作 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| UpdraftPlus おすすめ | 無料〜 | 初級〜 | ◎(多数対応) | ◎(画面から) | 定期バックアップ全般 |
| BackWPup | 無料〜 | 中級〜 | ○ | △(手動作業あり) | 細かい設定が必要な場合 |
| Duplicator | 無料〜 | 中級〜 | ○(Pro版) | ○(移行向き) | サーバー移行・複製 |
※ ◎=充実 ○=標準 △=手動作業が必要
UpdraftPlusの使い方(詳細手順)
UpdraftPlus WordPress Backup Plugin
WordPress最大のバックアッププラグイン。無料版でも定期自動バックアップ・クラウドストレージ連携・管理画面からの復元と主要機能がすべて揃います。
✅ メリット
- 設定が直感的でわかりやすい
- Google Drive・Dropbox等との連携が無料
- 管理画面から復元操作が完結
- 日本語UIが完全対応
- 有効インストール数300万超で安心感
⚠️ デメリット・注意点
- 大規模サイトはバックアップに時間がかかる
- 増分バックアップはPremium版のみ
- バックアップ中のサーバー負荷に注意
- Google Drive連携の認証が必要
STEP 1:インストールと有効化
1管理画面「プラグイン」→「新規追加」をクリック
2検索ボックスに「UpdraftPlus」と入力して検索
3「今すぐインストール」→「有効化」をクリック
4管理画面「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」が表示されることを確認
STEP 2:クラウドストレージ(Google Drive)の連携
1「設定」タブを開き、「リモートストレージを選択してください」からGoogle Driveを選択
2ページ下部の「変更を保存」をクリック
3表示される「Google認証ページに移動するにはここをクリック」をクリック
4Googleアカウントでログインし、UpdraftPlusのアクセスを許可する
5「Complete setup」ボタンをクリックして連携完了
STEP 3:スケジュール・保存世代数の設定
1「設定」タブで「ファイルのバックアップスケジュール」を設定(例:毎日・保存数7)
2「データベースのバックアップスケジュール」を設定(例:毎日・保存数7)
3バックアップ対象を確認(プラグイン・テーマ・アップロード・その他にチェック)
4「変更を保存」をクリック
STEP 4:手動バックアップの実行と確認
1「バックアップ/復元」タブに移動
2「今すぐバックアップ」ボタンをクリック
3バックアップが完了したことを確認(ログに成功のメッセージが表示される)
4Google Driveを開き「UpdraftPlus」フォルダにファイルが保存されているか確認
BackWPupの使い方
BackWPup
「ジョブ」と呼ばれるバックアップタスクを複数作成し、細かく管理できるプラグイン。UpdraftPlusより設定項目が多く、カスタマイズ性が高い分、初心者には少し難しい面も。
✅ メリット
- バックアップジョブを細かく設定できる
- DBバックアップを別ジョブで管理しやすい
- メールでバックアップ完了通知を受け取れる
- バックアップファイルをzip圧縮して保存
⚠️ デメリット・注意点
- 復元機能がなく、手動作業が必要
- 設定項目が多く初心者には複雑
- ジョブが失敗してもすぐ気づきにくい
BackWPupの基本設定手順
1「BackWPup」→「新規ジョブを追加」をクリック
2ジョブ名を入力し、「このジョブは〜」でバックアップ内容(DBダンプ・ファイル)を選択
3「宛先:フォルダー」または「宛先:Dropbox」などを選択して保存先を設定
4「スケジュール」タブで実行頻度・時刻を設定(WordPressのcronを使用)
5「変更を保存」後、ジョブ一覧から「今すぐ実行」で動作確認
Duplicatorの使い方
Duplicator – WordPress Migration & Backup Plugin
バックアップよりもサーバー移行・サイト複製に特化したプラグイン。サイトを「パッケージ」として丸ごとエクスポートし、別のサーバーへ簡単に移行できます。
✅ メリット
- サーバー移行・複製に最も使いやすい
- インストーラー付きパッケージで移行が簡単
- ステージング環境の構築にも活用できる
⚠️ デメリット・注意点
- 無料版はスケジュール自動バックアップ非対応
- 大規模サイト(1GB超)はタイムアウトしやすい
- 定期バックアップ目的にはUpdraftPlusが向いている
Duplicatorでのパッケージ作成手順
1「Duplicator」→「パッケージ」→「新規作成」をクリック
2パッケージ名を入力し「次へ」をクリック(スキャンが実行される)
3スキャン結果を確認し、警告がある場合は内容を確認して「ビルド」をクリック
4ビルド完了後、「Installer」と「Archive」の2ファイルをダウンロードして保存
プラグインバックアップの注意点まとめ
❶ バックアップが壊れていることがある
バックアップファイルが正常に作成されていても、転送中のエラーや容量超過で破損していることがあります。定期的に「復元テスト」を行い、実際に戻せることを確認してください。
❷ 保存先がサーバー内だけでは意味がない
バックアップをサーバー内にのみ保存している場合、サーバー障害が起きたときにバックアップも失われます。必ずGoogle Drive・Dropboxなど外部のクラウドストレージに保存してください。
❸ 世代数が少なすぎると戻れない
「最新1世代のみ保存」の設定では、ハッキングや改ざんがバックアップに含まれた状態で上書きされると、クリーンな状態に戻せなくなります。最低でも7世代以上の保存を推奨します。
❹ wp-config.phpがバックアップ対象外のことがある
プラグインの設定によってはwp-config.phpが対象外になっている場合があります。設定を確認し、バックアップ対象に含まれているか確認してください。
❺ バックアップ中はサーバー負荷が上がる
大規模サイトではバックアップ実行中にサーバーへの負荷が増加します。スケジュールを深夜帯(0時〜5時)に設定することで、ユーザーへの影響を最小限にできます。
❻ プラグイン自体のバックアップも必要
バックアッププラグインが原因でサイトが壊れた場合でも対処できるよう、サーバーの自動バックアップ機能も並行して有効にしておきましょう。→ サーバーのバックアップ機能
よくある質問
Q1. UpdraftPlusの無料版と有料版の違いは何ですか?
A. 無料版でも定期バックアップ・クラウド連携・管理画面からの復元は使えます。有料版(Updraft Premium)ではマルチサイト対応・増分バックアップ(差分のみ取得で高速・軽量)・より多くのクラウドストレージ対応・優先サポートが追加されます。個人ブログや中小規模サイトなら無料版で十分です。
Q2. BackWPupとUpdraftPlusどちらがおすすめですか?
A. 初心者にはUpdraftPlusをおすすめします。設定が直感的で日本語UIも完全対応、復元もプラグイン画面から完結します。BackWPupは復元が手動作業になるため、FTPやphpMyAdminの知識が必要です。細かい設定を行いたい中級者以上には向いています。
Q3. バックアッププラグインはサーバーに負荷をかけますか?
A. バックアップ実行中はサーバーのCPU・メモリへの負荷が一時的に上がります。小〜中規模サイトでは問題になりにくいですが、大規模サイトやアクセスが多い時間帯を避けて深夜帯にスケジューリングすることを推奨します。
Q4. バックアップファイルの容量はどのくらいになりますか?
A. サイトの規模によって大きく異なります。記事数百本・画像多数のサイトでは数GB〜10GB以上になることも。Google Driveの無料容量(15GB)を超えないよう、保存世代数を調整するか、容量の大きいプランへのアップグレードを検討してください。
Q5. バックアップの取得に失敗したらどうすればいいですか?
A. UpdraftPlusの場合、「ログ」タブでエラーの詳細を確認できます。よくある原因としてはPHPのタイムアウト(サイトが大きすぎる)・クラウドストレージの認証切れ・サーバーのディスク容量不足などがあります。→ よくある質問で詳しく解説しています。