📌 この記事の要点(3分で読める)
- 対象者:セミナー講師、イベント主催者、勉強会運営者、企業の研修担当者
- 構築期間:1〜2週間
- 初期費用:3〜15万円
- 月額費用:1,000〜5,000円
- 必須機能:イベントカレンダー、申込フォーム、参加者管理
- 推奨プラグイン:The Events Calendar(無料)、Event Tickets(チケット販売)
- 重要要素:Zoom連携(オンライン開催)、過去イベントアーカイブ、SNSシェア
イベント・セミナーサイトとは
イベント・セミナーサイトとは、セミナー、ワークショップ、展示会、カンファレンスなどのイベント情報を掲載し、参加者の申込を受け付けるWebサイトのことです。
イベントサイトの主な役割
- イベント告知:開催日時、場所、内容、講師情報などを発信
- 参加申込受付:申込フォームやチケット販売機能で参加者を募集
- 情報提供:タイムテーブル、アクセス、持ち物など詳細情報を提供
- 参加者管理:申込者リストの管理、メール配信
- アーカイブ:過去イベントの記録、レポート公開
ポイント:ランディングページ(LP)は単発イベント専用ですが、イベントサイトは複数のイベントを継続的に管理・告知できます。定期的にセミナーを開催する場合はイベントサイトが最適です。
WordPressがイベントサイトに適している理由
- イベントの追加が簡単:新しいイベントを自分で追加・更新できる
- カレンダー表示:プラグインで視覚的なイベントカレンダーを実装できる
- 参加者管理:申込者データを一元管理できる
- SEO効果:イベント情報が検索エンジンに登録され、集客につながる
- 低コスト:外部のイベント管理サービスと比べて大幅にコスト削減
イベントの種類別のポイント
📊 ビジネスセミナー・研修
- 参加費の設定(有料/無料)
- 法人申込への対応(請求書払い等)
- 資料ダウンロード機能
- 録画アーカイブ配信
🎨 ワークショップ・体験会
- 定員設定(少人数制が多い)
- 持ち物リストの明示
- 会場の写真・雰囲気の紹介
- キャンセル待ち機能
🎤 カンファレンス・大規模イベント
- 複数トラック(同時進行セッション)の管理
- スポンサー情報の掲載
- 展示ブース情報
- 参加者同士の交流機能
💻 勉強会・コミュニティイベント
- connpass、Doorkeeperとの連携
- 過去の勉強会レポート
- 登壇者募集機能
- 懇親会の案内
🏢 社内イベント・研修
- 社員限定アクセス(会員制)
- 部署別イベント表示
- 出欠確認機能
- 社内カレンダー連携
イベントサイトに必要な機能
イベントカレンダー機能(最重要)
イベントを日付・カレンダー形式で表示する機能です。
- 推奨プラグイン:The Events Calendar(無料・最も人気)
- 表示形式:月間カレンダー、リスト表示、週表示
- 機能:カテゴリー分類、タグ付け、検索機能
おすすめ:The Events Calendarは無料版でも十分高機能です。有料版(Event Calendar Pro)では繰り返しイベント、カスタムフィールド、QRコードチケットなどが追加されます。
申込フォーム機能
参加者がイベントに申し込むためのフォームです。
- 推奨プラグイン:Contact Form 7、WPForms
- 必要項目:氏名、メールアドレス、電話番号、参加人数
- オプション項目:会社名、役職、質問事項、アレルギー情報(懇親会がある場合)
チケット販売機能(有料イベントの場合)
参加費を徴収する場合に必要な機能です。
- 推奨プラグイン:Event Tickets(The Events Calendar連携)、WooCommerce
- 決済方法:クレジットカード、銀行振込、PayPal、Stripe
- 機能:早割価格設定、複数チケット購入、割引クーポン
参加者管理機能
申込者のリストを管理し、メール送信などを行う機能です。
- 参加者リストのCSVエクスポート
- 参加確認メールの自動送信
- リマインドメールの送信
- 参加者への一斉メール配信
Zoom連携(オンラインイベントの場合)
オンライン開催の場合、Zoom URLの自動発行・送信ができると便利です。
- 推奨プラグイン:Events Calendar Pro + Zoom連携アドオン
- 機能:Zoom ミーティング自動作成、参加者へのURL送信
SNSシェア機能
イベント情報を拡散してもらうための機能です。
- Twitter、Facebook、LINEでのシェアボタン
- OGP設定(シェア時の見栄えを良くする)
おすすめプラグイン比較
| プラグイン |
価格 |
主な機能 |
おすすめ度 |
| The Events Calendar |
無料 (Pro版 $99/年) |
カレンダー表示、イベント投稿、検索、カテゴリー分類 |
★★★★★ 最もおすすめ |
| Event Tickets |
無料 (Plus版 $99/年) |
チケット販売、QRコード、参加者管理、決済連携 |
★★★★★ 有料イベント必須 |
| Events Manager |
無料 (Pro版 $75/年) |
イベント管理、予約受付、決済、GoogleMaps連携 |
★★★★☆ 多機能重視 |
| EventON |
$30(買い切り) |
美しいデザイン、カレンダー表示、豊富なアドオン |
★★★★☆ デザイン重視 |
選び方:
- 無料で始めたい → The Events Calendar(無料版)
- 有料チケット販売したい → Event Tickets Plus
- デザインにこだわりたい → EventON
- 多機能が欲しい → Events Manager Pro
おすすめWordPressテーマ
SWELL(国産・有料 - 17,600円)
- 特徴:高速・高機能な万能型テーマ
- おすすめポイント:イベント情報を美しく表示、ブロックエディタで簡単更新
- 誰におすすめ:デザイン重視のイベント主催者、頻繁に更新する方
TCD GORGEOUS(国産・有料 - 39,800円)
- 特徴:大規模イベント・カンファレンス向け高級テーマ
- おすすめポイント:スポンサー表示、タイムテーブル機能充実
- 誰におすすめ:大型カンファレンス、フェスティバル、展示会
Lightning(無料 + 有料プラグイン)
- 特徴:国産の高機能無料テーマ
- おすすめポイント:無料で始められる、日本語サポート充実
- 誰におすすめ:小規模セミナー、予算を抑えたい場合
おすすめの選び方:デザイン重視ならSWELL、大型イベントならTCD GORGEOUS、コスト重視ならLightningがおすすめです。
イベントサイト構築の手順
1. 事前準備
- イベントの種類を決める:セミナー、ワークショップ、勉強会など
- 開催頻度:単発か、定期開催か
- オンライン/オフライン:開催形式を決定
- 有料/無料:参加費の設定
2. サーバー・ドメインの契約
- 推奨サーバー:エックスサーバー、ConoHa WING
- ドメイン:event.会社名.jp、イベント名.jp など
3. WordPressのインストール
レンタルサーバーの簡単インストール機能を使います。
4. The Events Calendarのインストール
- ダッシュボード → プラグイン → 新規追加
- 「The Events Calendar」で検索
- 「今すぐインストール」→「有効化」
- セットアップウィザードに従って初期設定
5. イベントページの作成
プラグインをインストールすると「イベント」という投稿タイプが追加されます。
- ダッシュボード → イベント → 新規追加
- イベント名、日時、場所、説明文を入力
- アイキャッチ画像を設定
6. カレンダーページの設置
固定ページにカレンダーを表示します。
- 固定ページ → 新規追加
- ページタイトル「イベントカレンダー」
- ショートコード [tribe_events] を挿入
7. 申込フォームの設置
Contact Form 7で申込フォームを作成し、各イベントページに設置します。
8. チケット販売の設定(有料イベントの場合)
Event Ticketsプラグインで販売設定を行います。
- 各イベント編集画面でチケット設定
- 価格、販売期限、定員を設定
- 決済方法を連携(Stripe、PayPal等)
9. デザインの調整
- テーマのカスタマイズ
- ロゴ・色の設定
- フォントの変更
10. 公開・集客
- SNSでの告知
- メルマガ配信
- connpass、Peatixなど外部イベントサイトからリンク
イベント集客・運営のコツ
1. 魅力的なイベントページを作る
- 明確なタイトル:何を学べるかが一目で分かるタイトル
- 講師の紹介:実績や専門性を明記して信頼性を高める
- 具体的な内容:タイムテーブル、学べることを詳しく記載
- 参加者の声:過去の参加者レビューがあると申込率UP
2. 申込のハードルを下げる
- 申込フォームの項目を最小限に(氏名、メールのみでOK)
- 無料イベントは気軽に申込できるように
- キャンセルポリシーを明記して安心感を提供
3. リマインドメールを送る
申込後、開催日が近づいたらリマインドメールを送りましょう。
- 開催3日前にリマインド
- 開催前日に最終確認
- 当日朝にZoom URLを再送(オンラインの場合)
4. SNSで拡散してもらう
- イベントページにSNSシェアボタンを設置
- ハッシュタグを統一(#イベント名)
- シェア特典(割引、特典資料等)を用意
5. 過去イベントをアーカイブ化
過去のイベントレポートを公開すると信頼性が高まります。
- イベント当日の写真
- 参加者の感想
- 動画アーカイブ(一部公開)
- 配布資料のダウンロード
6. 定期開催でリピーター獲得
月1回、隔週など定期開催することでリピーターが増えます。
- 「次回予告」を各イベントページに掲載
- メルマガ登録を促して次回案内を送る
- 会員制にして優先案内
よくある質問
Q1. 無料でイベントサイトを作れますか?
A. はい。The Events Calendar(無料版)とContact Form 7(無料)を使えば、基本的なイベントサイトは無料で作れます。サーバー代(月1,000円程度)のみかかります。
Q2. 有料チケットを販売するにはどうすればいいですか?
A. Event Tickets Plus(年間$99)またはWooCommerceを使います。Stripe、PayPalと連携してクレジットカード決済が可能です。
Q3. Zoomとの連携はできますか?
A. はい。Events Calendar ProにはZoom連携機能があり、Zoomミーティングを自動作成し、参加者にURLを送信できます。
Q4. 参加者リストをエクスポートできますか?
A. はい。Event Ticketsプラグインを使えば、参加者リストをCSV形式でダウンロードできます。
Q5. 複数のイベントを同時に管理できますか?
A. はい。The Events Calendarは無制限にイベントを登録でき、カテゴリー分類で整理できます。
Q6. connpassやPeatixと併用できますか?
A. はい。自社サイトで詳細情報を掲載し、connpass等へのリンクを設置する方法が一般的です。申込は外部サービスで行い、サイトは情報提供に徹するのも良い方法です。
Q7. 定員設定はできますか?
A. Event Ticketsを使えば定員設定が可能で、定員に達すると自動的に受付終了になります。キャンセル待ちリストも作成できます。
Q8. イベント終了後の自動アーカイブ化はできますか?
A. The Events Calendarは開催日を過ぎたイベントを自動的に「過去のイベント」に分類します。カレンダーからも自動的に非表示になります。
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