Query Monitor

Query Monitor – The developer tools panel for WordPress / John Blackbourn開発 / WordPress開発者向けデバッグツールパネル(バージョン3.17.2)

WordPress開発者必須のデバッグツール 完全無料 DBクエリ・PHPエラー・フック分析
アクティブインストール200,000以上
バージョン3.17.2(2025年2月更新)
開発者John Blackbourn

Query Monitor(クエリモニター)は、WordPress開発者向けのデバッグツールパネルです。有効化すると管理バーにページ生成時間・メモリ使用量・DBクエリ実行時間・クエリ数がリアルタイム表示され、クリックすると詳細なデバッグパネルが開きます。データベースクエリ・PHPエラー・フックとアクション・ブロックエディターのブロック・読み込まれたJavaScript/CSS・HTTP API呼び出し・Ajax/REST APIデバッグ・テンプレートファイル確認・条件分岐タグ確認・環境情報(PHP・MySQL・WordPressのバージョン)など、WordPress開発・カスタマイズ・不具合調査に必要なデバッグ情報をひとまとめに確認できる無料プラグインです。アクティブインストール20万以上の定番デバッグツールです。

管理バーの表示内容

Query Monitorを有効化すると、管理バー(ツールバー)の右側に以下の4つの指標がリアルタイムで表示されます。

QM
生成時間0.35s
メモリ42.3MB
DBクエリ0.12s
クエリ数42

この4つの数値を見るだけで、そのページのパフォーマンスの基本状態が分かります。クエリ数が多い・生成時間が長い場合は何らかのボトルネックが存在している可能性があります。バー部分をクリックすると詳細デバッグパネルが画面下部に開きます。

クエリ数の目安:WordPressデフォルトテーマ(TwentyTwenty系)では通常20〜30クエリ程度です。プラグインを多数追加すると50〜100以上になることもあります。クエリ数が多いほど処理に時間がかかる傾向があり、どのプラグイン・テーマがクエリを多く発行しているかをQuery Monitorで特定できます。

デバッグパネルのタブ別機能一覧

データベースクエリパネルの主な表示内容:
・実行されたすべてのSQLクエリの一覧(クエリ文・実行時間・呼び出し元関数・呼び出し元プラグイン/テーマ)
・クエリを呼び出した責任のあるプラグイン・テーマ・関数の特定
・実行時間でソート可能(遅いクエリを素早く発見)
・重複クエリの検出
・クエリタイプ別フィルタリング(SELECT・UPDATE・INSERT等)

データベースクエリ分析

実行されたSQLクエリ全件の一覧・実行時間・呼び出し元プラグイン/テーマ/関数を表示。遅いクエリ・重複クエリを特定して最適化できる。

PHPエラー・警告

PHP_ERRORレベルのエラー・警告・NOTICEを捕捉して表示。wp-config.phpでのWP_DEBUGなしでも確認できる。エラーの発生場所・スタックトレース表示。

フックとアクション

実行されたWordPressのフック(do_action・apply_filters)の一覧・実行順序・呼び出し元プラグイン/テーマを確認。フック順序の問題を特定できる。

テンプレートファイル確認

現在表示しているページで読み込まれているテンプレートファイルのパスを表示。「このページはどのtemplate-parts/*.phpが使われているか」を即座に確認できる。

条件分岐タグ

現在のページで有効な条件分岐タグ(is_single()・is_archive()・is_front_page()等)の一覧を表示。テーマ開発時のif文デバッグに便利。

読み込まれたJS/CSS

そのページで読み込まれているJavaScriptとCSSの一覧(ファイルパス・サイズ・呼び出し元)を表示。不要なスクリプト読み込みの特定に有効。

HTTP API呼び出し

wp_remote_get/wp_remote_postで行われたHTTP通信のリクエスト・レスポンスを確認。外部API連携の問題を特定できる。

Ajax・REST APIデバッグ

AjaxリクエストとREST APIコールのデバッグが可能。リクエスト・レスポンス・かかった時間・エラーなどを確認できる。

ブロックエディター対応

Gutenbergブロックテーマ・フルサイト編集(FSE)に完全対応。使用されているブロックの一覧・ブロックごとの情報を確認できる。

環境情報

PHP・MySQL・WordPressのバージョン・サーバー情報・有効なプラグイン・有効なテーマなどの環境情報を一覧表示。サポートを依頼する際の情報共有にも便利。

よくある活用シーン

  • 「WordPressが重い・遅い」原因を特定したい

    管理バーのクエリ数・生成時間を確認 → データベースクエリタブで実行時間の長いクエリと、それを発行しているプラグイン/テーマを特定 → 問題のプラグインを無効化・代替品を検討。

  • 「このページのテンプレートファイルはどれ?」を確認したい

    テーマのカスタマイズ作業中に、表示しているページがどのPHPファイル(single.php・archive.php・template-parts/content.phpなど)を読み込んでいるかを即座に確認できる。

  • PHPエラー・警告を確認したい

    wp-config.phpのWP_DEBUGをtrueにしなくても、Query Monitorのパネルでリアルタイムにエラー・警告・NOTICEを確認できる。エラーのスタックトレースで発生場所を特定できる。

  • サーバーのPHP・MySQLバージョンを確認したい

    「環境」タブでPHP・MySQL・WordPressのバージョンを確認できる。バージョンが古い場合はQuery Monitorが赤字で警告表示してくれる。

  • フックの実行順序を調べたい

    テーマ・プラグイン開発時にadd_action/add_filterの実行順序がおかしい場合、フックタブで実行順序・優先度・呼び出し元を確認して問題を特定できる。

基本情報

プラグイン名Query Monitor – The developer tools panel for WordPress
開発者John Blackbourn(querymonitor.com)
最新バージョン3.17.2(2025年2月4日更新)
料金完全無料(オープンソース・GPLv2)
アクティブインストール200,000以上(20万以上)
WordPress公式 公式ディレクトリ掲載
表示対象管理者としてログインしているユーザーのみ(未ログインの訪問者には表示されない)
Debug Bar連携Debug Barのアドオンを透過的にサポート(Debug Barを無効化するとアドオン情報がQMパネルに表示)
公式サイトquerymonitor.com
WordPress.orgja.wordpress.org/plugins/query-monitor/

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ

  • WordPressのテーマ・プラグイン開発者・カスタマイズ担当者
  • 「サイトが遅い・重い」原因を調査したい担当者(プラグイン特定に有効)
  • PHPエラーや警告の発生場所を特定したい人
  • テーマのどのテンプレートファイルが使われているか確認したい人
  • PHPやMySQLのバージョンを確認したい管理者
  • フックの実行順序を調べたいテーマ・プラグイン開発者

注意点・使用上のポイント

  • デバッグ作業完了後は無効化を推奨(有効化中はサーバーリソースを消費する)
  • 本番環境での常時有効化は非推奨。調査後は必ず無効化・削除を
  • 問題のあるテーマや他プラグインと衝突してページが崩れるケースも(テスト環境での確認を推奨)
  • 一般サイト運営者向けというよりは開発者・技術担当者向けのツール
本番環境での注意:Query MonitorはログインしているWordPress管理者にしかデバッグ情報を表示しないため、訪問者にデバッグ情報が漏れるリスクは低いです。ただし、Query Monitor自体がページ処理時間・メモリ使用量に影響するため、デバッグが完了したら本番環境では無効化してください。また、他のプラグイン・テーマとの衝突で画面が崩れる場合もあるため、いきなり本番環境にインストールせず、まずテスト環境での確認を推奨します。

よくある質問(FAQ)

  • Query Monitorは本番環境にインストールしてもよいですか?

    Query Monitor自体は本番環境にインストールしてもセキュリティリスクは低いです(管理者としてログインしているユーザーにしか表示されないため)。ただし、Query Monitor自体がサーバーリソースを消費し、有効化中はページ生成時間・メモリ使用量に若干の影響が出ます。またデバッグ完了後にプラグインを有効化し続けることはパフォーマンスの観点から非推奨です。開発・調査作業が終わったら無効化または削除することをおすすめします。

  • Query MonitorでWordPressサイトが重い原因を調べる方法を教えてください。

    Query Monitorを有効化すると管理バーに「ページ生成時間・メモリ使用量・DBクエリ実行時間・クエリ数」が表示されます。重さの原因を調べるには:(1) 管理バーのQuery Monitor表示をクリックして詳細パネルを開く (2)「データベースクエリ」タブで実行時間が長いクエリを確認 (3) 各クエリに「どのプラグイン・テーマ・関数が発行したか」が表示される (4) 問題のプラグイン・テーマを特定して無効化または最適化する。また「スクリプト」タブで重いJavaScriptの読み込みも確認できます。

  • Query MonitorとDebug Barプラグインとの違いは何ですか?

    Debug Barは以前からあるWordPressデバッグ用プラグインで、アドオンプラグインを追加することで機能を拡張できます。Query MonitorはDebug Barのアドオンを透過的にサポートしており、Debug Barのアドオンがインストールされている状態でDebug Barを無効化すると、そのアドオンの情報がQuery Monitorのパネルに表示されます。Query Monitorはより多機能で見やすいUIを持ち、AjaxやREST APIのデバッグ、フルサイト編集(FSE)・ブロックテーマへの完全対応など現代のWordPress開発により適した機能が揃っています。現在は多くの開発者がDebug BarよりQuery Monitorを選んでいます。

まとめ

Query MonitorはWordPress開発者・テクニカルな運用担当者にとって必須のデバッグツールです。データベースクエリの分析・PHPエラーの特定・テンプレートファイルの確認・フック実行順序の調査・環境情報の取得など、WordPress開発・カスタマイズ・不具合調査に必要な情報を1つのプラグインで網羅できます。

完全無料で20万以上のアクティブインストールを持つ定番ツールです。「サイトが遅い」「PHPエラーが出ている」「このページがどのテンプレートを使っているか分からない」といった問題に直面したら、まずQuery Monitorをインストールして状況を確認してみましょう。ただし、デバッグ完了後は本番環境では無効化することを忘れずに。