IndexNow プラグインは、WordPressで記事・固定ページを公開・更新・削除した際に、対応する検索エンジン(Bing・Yandex・Naver・Seznam.cz・Yep等)にURLを即時自動通知するMicrosoft Bing公式プラグインです。従来の検索エンジンはクローラーがサイトを巡回することでコンテンツを発見・インデックスしますが、クロール頻度が低いと更新が検索結果に反映されるまでに数日〜数週間かかることがありました。IndexNowはこのプル型のクロールを待つ代わりに、サイト側から「このページが更新されました」とプッシュ型で通知する新しいプロトコルです。2025年現在、GoogleはIndexNowを正式採用していないため、主にBingとYandexへの効果が期待できます。
IndexNowプロトコルの仕組み
IndexNowは従来のクロール待ちのインデックス方式(プル型)とは異なる、プッシュ型の通知プロトコルです。
プラグインはWordPressで投稿・固定ページが公開・更新・削除されるのを検出すると、バックグラウンドでそのURLをIndexNow汎用エンドポイント(https://api.indexnow.org/indexnow)に送信します。このエンドポイントに届いたURLは、参加しているすべての検索エンジンに共有されます。
対応検索エンジン一覧
Microsoft Bing
正式対応。IndexNow Insights機能でBing Webmaster Toolsから送信状況を確認可能
Yandex
正式対応。ロシア最大の検索エンジン
Naver
正式対応。韓国最大の検索エンジン・ポータルサイト
Seznam.cz
正式対応。チェコの検索エンジン
Yep
正式対応。Ahrefsが開発した検索エンジン
非対応(2025年現在)。試験的な検証中だが正式採用なし
主要機能一覧
APIキーの自動生成・管理
プラグインを有効化すると自動的にAPIキーが生成され、サイトのルートにキーファイル({APIキー}.txt)が配置される。認証ファイルの手動配置は不要。
URL自動送信(投稿/更新/削除時)
WordPressで投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプが公開・更新・削除された際に、自動的にURLをIndexNow APIに送信する。
手動URL送信
管理画面の「Manual URL submission」から任意のURLを手動で入力して送信できる。既存ページの再クロールを促したい場合に使用。
送信結果の確認
管理画面で送信成功数・失敗数・送信済みURL総数を確認できる。Bing Webmaster ToolsのIndexNow Insightsページでも詳細を確認可能。
設定手順(5ステップ)
プラグインをインストール・有効化
管理画面「プラグイン → 新規追加」で「IndexNow Plugin」を検索(作者:Microsoft Bing)。インストールして有効化。
管理画面「IndexNow」をクリック →「Let's Get Started!」
有効化後、左メニューに「IndexNow」が追加される。クリックして設定ページを開き「Let's Get Started!」ボタンをクリック。
APIキーが自動生成される
プラグインが自動的にAPIキーを生成し、サイトのルートディレクトリに認証ファイル({APIキー}.txt)を配置する。手動対応は不要。
「Automate URL submission」が有効であることを確認
「Automate URL submission」の項目がEnabledになっているか確認。無効になっている場合は三点メニューから「有効にする」を選択して保存。
設定完了 – 今後は記事公開・更新時に自動通知
設定完了後は記事の公開・更新・削除時に自動的にURLが送信される。送信状況はBing Webmaster Toolsの「IndexNow」メニューから確認できる。
/public_html/(ルートディレクトリ)に配置してください。Bing Webmaster Toolsで「IndexNowが採用されていません」というエラーが表示される場合はこの対処が必要なことがあります。他のプラグインのIndexNow機能との選択肢
IndexNow プラグイン(Microsoft公式)以外にも、以下のSEOプラグインにIndexNow機能が内蔵されています。既にこれらのプラグインを使っている場合は別途IndexNow プラグインを追加する必要はありません。
Rank Math SEO
「一般設定 → IndexNow」でAPIキーの自動設定・記事更新時の自動通知が可能。Rank Mathを使っているなら最も手軽。
Yoast SEO
Yoast SEOにもIndexNow機能を有効にする設定があり、記事更新時に自動通知が可能。
All in One SEO
AIOSEOにもIndexNow連携機能があり、Bing・Yandexへの自動通知が可能。
Microsoft公式プラグイン(本プラグイン)
SEOプラグインを使っていない・シンプルにIndexNowだけ設定したい場合はこのプラグインが最もシンプル。
基本情報
| プラグイン名 | IndexNow プラグイン(IndexNow Plugin) |
|---|---|
| 開発元 | Microsoft Bing Webmaster Tools(bingwebmastertools) |
| 料金 | 完全無料 |
| アクティブインストール | 10,000以上 |
| WordPress公式 | 公式ディレクトリ掲載 |
| 送信先API | https://api.indexnow.org/indexnow(参加全エンジンに共有) |
| 対応検索エンジン | Microsoft Bing・Yandex・Naver・Seznam.cz・Yep(Google非対応) |
| 管理画面の場所 | 左メニュー「IndexNow」 |
| WordPress.org | ja.wordpress.org/plugins/indexnow/ |
よくある質問(FAQ)
- IndexNowはGoogleにも通知できますか?
2025年現在、Googleはまだ正式にIndexNowプロトコルを採用していません。テスト・検証は行っているとされていますが、BingやYandexのように正式な対応はしていない状況です。そのため、IndexNow プラグインで送信されたURLはBing・Yandex・Naver・Seznam.cz・Yepなどに通知されますが、Googleには直接通知されません。Googleへのインデックス促進にはGoogle Search ConsoleのURL検査ツール(手動)や、Fetch as GoogleなどのGoogle公式の方法を使う必要があります。
- IndexNow プラグインを使うとBingの検索順位が上がりますか?
IndexNow自体は検索順位を直接上げる仕組みではありません。IndexNowは検索エンジンのクローラーがサイトを巡回するまで待たずに、更新したURLを検索エンジンに即時通知することで「インデックス登録のスピードを改善する」ためのプロトコルです。インデックスが早まることで、更新情報がより早く検索結果に反映されることが期待できますが、コンテンツの品質・被リンク・ユーザー行動などが検索順位に影響する点は変わりません。
- IndexNow プラグイン以外でIndexNowを使う方法はありますか?
はい、いくつかの方法があります。Rank Math SEOプラグイン(「一般設定 → IndexNow」)・All in One SEO・Yoast SEOでもIndexNowの設定を有効化できます。すでにこれらのSEOプラグインを使っている場合は、別途IndexNow プラグインをインストールせずにSEOプラグインのIndexNow設定を有効にする方法もあります。また、IndexNow APIに直接HTTPリクエストを送る方法もありますが、プラグインを使う方が管理が簡単です。
まとめ
IndexNow プラグインは、Microsoft Bing公式が開発した完全無料のWordPressプラグインで、記事・固定ページの公開・更新・削除を対応する検索エンジン(Bing・Yandex・Naver等)に即時自動通知します。インストール・有効化・「Let's Get Started!」のクリックだけで設定が完了し、以降は記事更新のたびに自動的に通知が送信されます。
2025年現在、Googleはまだ正式にIndexNowを採用していないため、Googleへのインデックス促進効果は期待できませんが、Bingのインデックス速度改善・Yandexなど他検索エンジンへの対応強化を手軽に実現できます。すでにRank Math SEOやYoast SEOを使っている場合はそれらのIndexNow機能を活用し、SEOプラグイン未使用のサイトではこのMicrosoft公式プラグインが手軽な選択肢です。