WordPressサイトが重い・遅い
サイトの表示速度が遅い、ページの読み込みに時間がかかる問題の原因と改善方法を詳しく解説します。プラグイン、画像、データベース最適化など、具体的な高速化手法を紹介します。
⚠️ このような症状が出ていませんか?
- ページの読み込みに5秒以上かかる
- 画像の表示が遅い
- スクロールがカクカクする
- Google PageSpeed Insightsでスコアが低い
- アクセスが増えるとさらに遅くなる
主な原因
1. プラグインの入れすぎ・重いプラグイン
最も多い原因。不要なプラグインや処理の重いプラグインが速度を低下させます。
2. 画像の最適化不足
大きすぎる画像ファイルが読み込み速度を大幅に低下させます。
3. キャッシュの未導入
キャッシュプラグインを使っていないと、毎回サーバーで処理が走り遅くなります。
4. データベースの肥大化
リビジョン、ゴミ箱、スパムコメントなどでデータベースが肥大化しています。
5. サーバースペック不足
共用サーバーの低スペックプラン、または同時アクセス数に対してサーバーが弱い場合です。
6. テーマの問題
コードが最適化されていないテーマ、または機能が多すぎるテーマを使用しています。
現在の速度を測定する
改善前に現状を把握しましょう。
推奨の速度測定ツール
- Google PageSpeed Insights - https://pagespeed.web.dev/
- GTmetrix - https://gtmetrix.com/
- Pingdom Tools - https://tools.pingdom.com/
- PageSpeed Insights: 80点以上(モバイル・PC両方)
- 読み込み時間: 3秒以内
改善方法(効果が高い順)
キャッシュプラグインを導入
最も効果が高い方法です。劇的に速度が改善します。
推奨プラグイン:
- WP Rocket(有料・最強)
- W3 Total Cache(無料・高機能)
- WP Super Cache(無料・シンプル)
- LiteSpeed Cache(LiteSpeedサーバー専用・無料)
基本設定:
- プラグインをインストール・有効化
- ページキャッシュを有効化
- Gzip圧縮を有効化
- ブラウザキャッシュを有効化
画像を最適化する
画像はページ容量の大部分を占めます。最適化で大幅に改善します。
画像最適化プラグイン:
- EWWW Image Optimizer(無料・自動圧縮)
- Smush(無料・使いやすい)
- Imagify(有料・高品質)
手動最適化:
- アップロード前にTinyPNGで圧縮
- 適切なサイズにリサイズ(幅1920px程度で十分)
- WebP形式に変換(次世代フォーマット)
- 遅延読み込み(lazy load)を有効化
不要なプラグインを削除
使っていないプラグインは削除(無効化ではなく削除)します。
確認ポイント:
- 同じ機能のプラグインが複数ないか
- 使っていない機能のプラグインがないか
- テーマに機能が含まれているのに別途プラグインを入れていないか
- All in One SEO(軽量なYoast SEOやSlim SEOに変更検討)
- Jetpack(必要な機能だけの軽量プラグインに分割)
- 古いスライダープラグイン
データベースを最適化
不要なデータを削除してデータベースを軽量化します。
WP-Optimizeプラグインを使う:
- WP-Optimizeをインストール・有効化
- 「データベース」タブを開く
- 以下にチェック:
- リビジョンをクリーン
- 自動下書きをクリーン
- ゴミ箱の投稿を削除
- スパムコメントを削除
- データベーステーブルを最適化
- 「すべての選択した最適化を実行」をクリック
CDNを導入する
画像やCSSなどの静的ファイルを世界中のサーバーから配信し、高速化します。
推奨CDN:
- Cloudflare(無料プランあり・簡単)
- BunnyCDN(有料・高速)
- StackPath(有料)
Cloudflareの設定:
- Cloudflareアカウント作成
- サイトを追加
- DNSをCloudflareのものに変更
- 自動的にCDNが有効化される
不要なスクリプト・CSSを削除
使っていないJavaScriptやCSSファイルの読み込みを減らします。
Asset CleanUpプラグインを使う:
- Asset CleanUpをインストール
- 各ページで不要なスクリプト・CSSを無効化
- 特定のページでのみ使うプラグインのスクリプトを他ページで無効化
PHPバージョンを最新に
新しいPHPバージョンは処理速度が大幅に向上しています。
手順:
- レンタルサーバーの管理画面にログイン
- PHP設定を開く
- PHP 8.0以上に変更(推奨は8.1または8.2)
リビジョン数を制限
記事の保存回数が多いとリビジョンが増え、データベースが重くなります。
wp-config.phpに追加:
define('WP_POST_REVISIONS', 3);
これで1記事あたり3つまでに制限されます。
サーバー変更を検討すべきケース
上記の最適化をすべて行っても遅い場合は、サーバースペック不足の可能性があります。
サーバー変更を検討すべきサイン:
- 月間10万PV以上のアクセスがある
- 同時アクセスが多い(100人以上)
- 共用サーバーの最低プランを使っている
- CPU・メモリ使用率が常に高い
推奨のサーバー移行先:
- エックスサーバー(スタンダードプラン以上)
- ConoHa WING(ベーシックプラン以上)
- mixhost(スタンダードプラン以上)
- Kinsta(高速・高額)
よくある質問
Q1. キャッシュプラグインはどれがおすすめですか?
A. 初心者には「WP Super Cache」、高機能を求めるなら「W3 Total Cache」、予算があれば「WP Rocket」がおすすめです。LiteSpeedサーバーなら「LiteSpeed Cache」が最強です。
Q2. プラグインは何個までなら大丈夫ですか?
A. 数よりも質が重要です。軽量なプラグイン30個より、重いプラグイン3個の方が遅くなります。目安としては20個以内に抑えることを推奨します。
Q3. 最適化したのにまだ遅いです
A. サーバースペック不足の可能性があります。より高性能なプランへの変更、または別のレンタルサーバーへの移転を検討してください。
Q4. モバイルだけスコアが低いです
A. 画像の遅延読み込み、CSSのインライン化、JavaScriptの遅延読み込みを試してください。WP Rocketなら自動で対応できます。
まとめ
サイト高速化チェックリスト
- ✓ キャッシュプラグインを導入
- ✓ 画像を最適化(圧縮・WebP化)
- ✓ 不要なプラグインを削除
- ✓ データベースを最適化
- ✓ CDNを導入
- ✓ PHPバージョンを最新に
- ✓ PageSpeed Insightsで80点以上を目指す