WordPressメンテナンスモードが解除されない
「現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません」「Briefly unavailable for scheduled maintenance. Check back in a minute.」と表示され続けるエラーの解決方法を詳しく解説します。
⚠️ このような症状が出ていませんか?
- 「現在メンテナンス中のため、しばらくの間ご利用いただけません」と表示される
- 「Briefly unavailable for scheduled maintenance. Check back in a minute.」と英語で表示される
- WordPress本体やプラグインを更新後にこのメッセージが消えない
- サイトにも管理画面にもアクセスできない
- 数時間待ってもメッセージが消えない
メンテナンスモードとは
WordPressは、本体・プラグイン・テーマを更新する際、自動的にメンテナンスモードに入ります。これは、更新中にサイトにアクセスされてエラーが発生するのを防ぐための仕組みです。
正常な動作
- 更新を開始すると
.maintenanceファイルが自動生成される - メンテナンスモード画面が表示される
- 更新が完了すると .maintenance ファイルが自動削除される
- サイトが通常通り表示される
問題が発生するケース
更新が途中で中断されたり失敗したりすると、.maintenanceファイルが残ったままになり、メンテナンスモードが解除されなくなります。
主な原因
1. 更新の中断
プラグインやWordPress本体の更新中にブラウザを閉じた、またはネットワークが切断された場合です。
2. 更新の失敗
サーバーのタイムアウト、メモリ不足、ファイルの書き込み権限不足などで更新が失敗した場合です。
3. 同時に複数の更新を実行
複数のプラグインを一度に更新しようとして処理が競合した場合です。
4. .maintenanceファイルの削除忘れ
まれに、更新は成功したのに.maintenanceファイルだけが残ってしまう場合があります。
解決方法(非常に簡単)
.maintenanceファイルを削除(推奨)
最も簡単で確実な解決方法です。
手順:
- FTPソフト(FileZillaなど)でサーバーに接続
- WordPressがインストールされているディレクトリ(public_htmlなど)を開く
.maintenanceファイルを探す(隠しファイルなので表示設定を確認)- .maintenanceファイルを削除
- サイトにアクセスして確認
.maintenanceファイルが見つからない場合:
- FTPソフトの設定で「隠しファイルを表示」をONにする
- ファイル名の先頭に「.」(ドット)があるので見落としやすい
- WordPressのルートディレクトリ(wp-config.phpがある場所)にある
レンタルサーバーのファイルマネージャーで削除
FTPソフトを使わない方法です。
手順:
- レンタルサーバーの管理画面にログイン
- 「ファイルマネージャー」を開く
- WordPressのルートディレクトリに移動
- 「隠しファイルを表示」をONにする
- .maintenanceファイルを見つけて削除
SSH経由で削除(上級者向け)
SSHアクセスが可能な場合、コマンドラインから削除できます。
手順:
- SSHでサーバーに接続
- WordPressのディレクトリに移動:
cd /path/to/wordpress
- .maintenanceファイルを削除:
rm .maintenance
.maintenanceファイルの中身
参考までに、.maintenanceファイルの中身は以下のような単純なものです:
この数値はUNIXタイムスタンプで、更新を開始した時刻を表しています。WordPressは、この時刻から10分以上経過していればメンテナンスモードを自動解除しますが、何らかの理由でファイルが残り続けることがあります。
削除後もエラーが出る場合
.maintenanceファイルを削除してもエラーが出る場合、以下を確認してください。
ブラウザのキャッシュをクリア
.maintenanceファイルを削除しても、ブラウザがキャッシュを表示している場合があります。
手順:
- Ctrl+F5(Windows)またはCmd+Shift+R(Mac)でハードリロード
- それでも表示される場合は、ブラウザのキャッシュを完全にクリア
- シークレットモード(プライベートブラウジング)で確認
キャッシュプラグインをクリア
キャッシュプラグインがメンテナンスページをキャッシュしている可能性があります。
手順:
- FTPで
/wp-content/plugins/を開く - キャッシュプラグインのフォルダ名を一時的に変更
- サイトを確認
- 解決したら、プラグインを再有効化してキャッシュをクリア
更新が途中で止まっている場合
更新プロセスが実際に途中で止まっている場合、手動で更新を完了させる必要があります。
手順:
- WordPress公式サイトから最新版をダウンロード
- FTPで wp-content フォルダ以外のファイルを上書き
- ブラウザで
https://あなたのドメイン/wp-admin/にアクセス - データベースの更新が必要な場合は、画面の指示に従う
予防策
1. 更新中はブラウザを閉じない
- 更新が完了するまでブラウザを開いたままにする
- 更新中に他の操作をしない
2. 一度に一つずつ更新
- 複数のプラグインを同時に更新しない
- 一つずつ更新して動作を確認
3. 更新前にバックアップ
- UpdraftPlusなどでバックアップを取る
- レンタルサーバーの自動バックアップも確認
4. ステージング環境で先にテスト
- 本番環境の前にステージング環境で更新をテスト
- 問題がないことを確認してから本番環境を更新
5. 安定したネットワーク環境で更新
- WiFiではなく有線LANを使用
- ネットワークが不安定な時は更新を避ける
メンテナンスモードプラグインとの違い
意図的にメンテナンスモードを有効にするプラグイン(WP Maintenance Modeなど)とは異なります。
プラグインでメンテナンスモードを有効にしている場合:
- プラグインの管理画面でメンテナンスモードをOFFにする
- 管理画面にアクセスできない場合は、FTPでプラグインを無効化
よくある質問
Q1. .maintenanceファイルが見つかりません
A. 隠しファイルなので、FTPソフトの設定で「隠しファイルを表示」をONにしてください。ファイル名の先頭に「.」(ドット)があります。それでも見つからない場合は、別の原因(プラグインなど)でメンテナンス画面が表示されている可能性があります。
Q2. .maintenanceファイルを削除してもメッセージが消えません
A. ブラウザのキャッシュをクリアしてください(Ctrl+F5でハードリロード)。それでも消えない場合は、キャッシュプラグインを一時的に無効化してみてください。
Q3. .maintenanceファイルを削除したらサイトが壊れますか?
A. いいえ、このファイルは更新中の一時的なファイルなので、削除しても問題ありません。むしろ、残っていることが問題です。
Q4. メンテナンスモードを手動で有効にしたい
A. WP Maintenance ModeやComing Soon Pageなどのプラグインを使用すれば、自由にメンテナンスページを表示・非表示できます。.maintenanceファイルを手動で作成する方法もありますが、プラグインの方が安全で管理しやすいです。
Q5. 更新が途中で止まった場合、データは失われますか?
A. 通常、データベースの内容(記事、設定など)は失われません。ただし、プラグインやテーマのファイルが不完全な状態になる可能性があるので、バックアップから復元するか、手動で再インストールすることをおすすめします。
まとめ
メンテナンスモードが解除されない時のチェックリスト
- ✓ FTPでサーバーに接続
- ✓ WordPressのルートディレクトリに移動
- ✓ 隠しファイルを表示
- ✓ .maintenanceファイルを削除
- ✓ ブラウザでハードリロード(Ctrl+F5)
- ✓ 解決したら、バックアップを取る習慣をつける
メンテナンスモードエラーは、.maintenanceファイルを削除するだけで99%解決します。非常に簡単なので、焦らず対処してください。