WordPressの画面が真っ白になる(重大なエラー)
WordPressで「画面が真っ白」になったり「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示されるエラーの原因と解決方法を詳しく解説します。焦らず、順番に対処していきましょう。
⚠️ このような症状が出ていませんか?
- サイトにアクセスすると画面が真っ白(何も表示されない)
- 「このサイトで重大なエラーが発生しました」というメッセージが表示される
- 「There has been a critical error on this website」と英語で表示される
- 管理画面にもログインできない
- 一部のページだけ真っ白になる
- 特定の操作(プラグイン追加、テーマ変更など)の直後に発生した
主な原因
画面が真っ白になる「重大なエラー」の主な原因は以下の通りです。
1. プラグインの競合・不具合
最も多い原因です。新しくインストールしたプラグインが他のプラグインやテーマと競合している、またはプラグイン自体にバグがある場合に発生します。
2. テーマの問題
テーマを変更した直後、またはテーマを更新した後にエラーが発生した場合、テーマに問題がある可能性が高いです。
3. PHPメモリ不足
WordPressが使用できるメモリ(PHP Memory Limit)が不足している場合、処理が途中で止まり真っ白な画面になります。
4. functions.phpの編集ミス
テーマのfunctions.phpファイルを直接編集した場合、文法エラーがあるとサイト全体が動かなくなります。
5. WordPressのバージョン問題
WordPress本体を更新した際、古いプラグインやテーマが対応していないとエラーが発生することがあります。
6. PHPのバージョン問題
サーバーのPHPバージョンが古すぎる、または新しすぎてプラグインやテーマが対応していない場合に発生します。
解決方法(優先度順)
プラグインをすべて無効化する
最も効果的で安全な方法です。管理画面にアクセスできないため、FTPまたはファイルマネージャーを使います。
手順:
- FTPソフト(FileZillaなど)でサーバーに接続
/wp-content/plugins/フォルダを開く- 「plugins」フォルダ名を「plugins_old」や「plugins_backup」などに変更
- サイトにアクセスして、画面が表示されるか確認
- 表示されれば、フォルダ名を「plugins」に戻す
- 管理画面にログインして、プラグインを一つずつ有効化
- エラーが再発したプラグインが原因
テーマをデフォルトに戻す
プラグインの無効化で解決しない場合、テーマが原因の可能性があります。
手順:
- FTPで
/wp-content/themes/フォルダを開く - 現在使用しているテーマのフォルダ名を変更(例: テーマ名が「mytheme」なら「mytheme_old」に)
- WordPressが自動的にデフォルトテーマ(Twenty Twenty-Fourなど)に切り替わる
- サイトが表示されるか確認
- 表示されれば、テーマが原因です
PHPメモリ制限を増やす
メモリ不足が原因の場合、メモリ上限を引き上げることで解決します。
方法1: wp-config.phpを編集
- FTPで
wp-config.phpをダウンロード - テキストエディタで開く
- 「/* 編集が必要なのはここまでです ! 」の直前に以下を追加:
define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');
- ファイルを保存してFTPでアップロード
- サイトを確認
方法2: .htaccessを編集
- FTPで
.htaccessをダウンロード - 以下を追加:
php_value memory_limit 256M
- 保存してアップロード
デバッグモードで詳細なエラーを確認
WordPressのデバッグモードを有効にすると、具体的なエラーメッセージが表示されます。
手順:
- FTPで
wp-config.phpをダウンロード - 以下の行を探す:
define('WP_DEBUG', false);
- これを以下に変更:
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);
- 保存してアップロード
/wp-content/debug.logファイルにエラーログが記録される- ログを確認して、エラーの原因となるファイルや関数を特定
functions.phpのエラーを修正
最近functions.phpを編集した場合、編集ミスが原因の可能性があります。
手順:
- FTPで
/wp-content/themes/[使用テーマ]/functions.phpを開く - 最後に追加したコードを削除
- バックアップがあれば、元のファイルに戻す
- 保存してサイトを確認
PHPバージョンを確認・変更
サーバーのPHPバージョンが古すぎる、または新しすぎる場合があります。
手順:
- レンタルサーバーの管理画面にログイン
- PHP設定またはPHPバージョン設定を開く
- 現在のPHPバージョンを確認
- WordPressの推奨バージョン(PHP 8.0以上)に変更
- ただし、古いプラグインを使っている場合はPHP 7.4に下げてみる
.htaccessをリセットする
.htaccessファイルが破損している場合があります。
手順:
- FTPで
.htaccessファイルをダウンロード(バックアップ) - サーバー上の.htaccessを削除
- サイトを確認
- 解決すれば、管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」で「変更を保存」をクリック
- 新しい.htaccessが自動生成される
バックアップから復元
上記すべての方法で解決しない場合、バックアップから復元します。
手順:
- バックアッププラグイン(UpdraftPlusなど)の管理画面を開く
- エラー発生前の最新バックアップを選択
- 「復元」を実行
- レンタルサーバーの自動バックアップからも復元可能
再発防止策
同じエラーを繰り返さないために、以下の対策を実施しましょう。
1. 定期的なバックアップ
- 週1回以上の自動バックアップを設定
- UpdraftPlus、BackWPupなどのプラグインを使用
- レンタルサーバーの自動バックアップ機能も確認
2. 更新前のテスト
- プラグインやテーマを更新する前に必ずバックアップ
- 可能であればステージング環境で先にテスト
- 更新情報を確認し、互換性をチェック
3. 子テーマの使用
- functions.phpを編集する際は必ず子テーマで行う
- 親テーマの更新で変更が消える心配がない
4. デバッグモードの活用
- 開発・テスト環境ではデバッグモードをONに
- エラーを早期発見できる
- 本番環境では必ずOFFに
5. 信頼できるプラグインのみ使用
- 評価が高く、定期的に更新されているプラグインを選ぶ
- 長期間更新されていないプラグインは避ける
- 不要なプラグインは削除(無効化ではなく削除)
よくある質問
Q1. FTPソフトの使い方がわかりません
A. FileZillaという無料のFTPソフトがおすすめです。レンタルサーバーの公式サイトには、通常FTPソフトの使い方マニュアルが用意されています。また、多くのレンタルサーバーには「ファイルマネージャー」という機能があり、ブラウザ上でFTP操作ができます。
Q2. プラグインを無効化したら設定が消えますか?
A. いいえ、無効化しただけでは設定は消えません。プラグインを再度有効化すれば、元の設定のまま使えます。ただし、プラグインを「削除」すると設定も消えるので注意してください。
Q3. すべての方法を試しても解決しません
A. WordPressのコアファイルが破損している可能性があります。WordPress公式サイトから最新版をダウンロードし、wp-content フォルダ以外のファイルを上書きしてください。または、レンタルサーバーのサポートに連絡することをおすすめします。
Q4. エラーメッセージが英語で表示されます
A. 「There has been a critical error on this website」は日本語の「このサイトで重大なエラーが発生しました」と同じ意味です。解決方法も同じです。
Q5. 特定のページだけ真っ白になります
A. 特定のページだけの場合、そのページで使用しているショートコードやブロックに問題がある可能性があります。管理画面からそのページを編集し、最近追加したブロックやショートコードを削除してみてください。
まとめ
画面が真っ白になった時のチェックリスト
- ✓ 慌てず、最近の変更(プラグイン追加・更新など)を思い出す
- ✓ FTPでプラグインフォルダ名を変更してプラグインを無効化
- ✓ 解決しなければ、テーマフォルダ名を変更
- ✓ PHPメモリ制限を増やす(wp-config.phpを編集)
- ✓ デバッグモードでエラーログを確認
- ✓ 解決したら、原因となったプラグインやテーマを特定
- ✓ 今後のために、定期的なバックアップ体制を整える
画面が真っ白になるエラーは、一見深刻に見えますが、ほとんどの場合はプラグインやテーマの問題であり、比較的簡単に解決できます。落ち着いて、このページで紹介した方法を順番に試してみてください。