バックアップの重要性

WordPressサイトのデータが失われる原因は様々です。

⚠️ バックアップなしのリスク:バックアップがない状態でサイトが壊れると、数年分のコンテンツが一瞬で失われる可能性があります。バックアップは「保険」と同じ。小規模サイトでも必須です。

プラグイン方式

Freemium

UpdraftPlus

無料 / Premium: £70.00/年〜

WordPressで最も人気のバックアッププラグイン。アクティブインストール数300万以上。

  • 自動スケジュールバックアップ
  • Dropbox・Google Drive・S3等へのクラウド保存
  • ワンクリックリストア
  • データベース・ファイル個別バックアップ
  • マルチサイト対応(Premium)
  • 増分バックアップ(Premium)
  • 移行機能(Premium)
おすすめ:個人・中小サイトの標準バックアップ
無料

BackWPup

無料 / Pro: €69/年〜

UpdraftPlusと並ぶ人気バックアッププラグイン。WordPress.orgで評価4.5以上。

  • データベース・ファイルバックアップ
  • Dropbox・S3・FTPに保存
  • バックアップジョブのスケジュール設定
  • XMLエクスポート
  • WordPress設定のエクスポート
おすすめ:無料で始めたい・UpdraftPlusの代替として
無料

All-in-One WP Migration

無料(500MB制限)/ Pro: $99〜

バックアップよりもサイト移行に特化したプラグイン。ファイル形式(.wpress)でサイト丸ごと保存。

  • ワンクリックでサイト丸ごとエクスポート
  • ドメイン変更を自動処理
  • シリアライズデータの変換
  • 移行に最適
おすすめ:サーバー移行、ローカル環境からの本番移行

サーバー機能方式

多くのレンタルサーバーが自動バックアップ機能を提供しています。

サーバーバックアップ頻度保存期間費用復元方法
エックスサーバー毎日自動14日分無料管理画面から1クリック
ConoHa WING毎日自動14日分無料管理画面から復元
さくらインターネット毎日自動7日分無料コントロールパネルから
ロリポップ毎日自動30日分無料管理画面から
サーバーバックアップの特徴:サーバー障害時はサーバー側のバックアップも失われる可能性があります。サーバーのバックアップに加えて、別の保存先へのバックアップ(プラグインや外部サービス)を組み合わせることを強く推奨します。

外部サービス方式

VaultPress(Jetpack Backup)

Daily: $9.95/月 / Real-time: $29.95/月

Automattic(WordPress.com運営)が提供するリアルタイムバックアップサービス。

  • リアルタイムバックアップ(変更のたびに保存)
  • ワンクリック復元
  • 任意の時点への復元
  • マルウェアスキャン
  • アクティビティログ
  • 30日間の復元履歴
おすすめ:更新頻度が高いサイト、EC、会員サイト

BlogVault

Personal: $89/年 / Plus: $149/年

バックアップ専門サービス。増分バックアップで高速・軽量。テストサイト機能が便利。

  • 90日間のバックアップ履歴
  • 増分バックアップ(変更分のみ)
  • ステージングサイト(テスト環境)作成
  • マルウェアスキャン・クリーンアップ
  • マージ機能(ステージング→本番)
  • WooCommerce対応
おすすめ:開発者、複数サイト管理、EC

ManageWP

バックアップアドオン: $2/月/サイト〜

複数のWordPressサイトを一元管理するツール。バックアップは多数ある機能の一つ。

  • 複数サイトの一元バックアップ管理
  • Google Drive・Dropbox・Amazon S3連携
  • スケジュールバックアップ
  • セキュリティスキャン
  • SEO監視・稼働監視
おすすめ:複数サイト運営者、代理店

詳細比較表

方式代表ツール料金自動化クラウド保存復元容易さ技術レベル
プラグインUpdraftPlus無料〜○(設定要)低〜中
プラグインBackWPup無料〜○(設定要)低〜中
サーバー機能各社自動BK無料(多数)◎(完全自動)△(サーバー内)最低
外部サービスVaultPress$9.95/月〜◎リアルタイム最低
外部サービスBlogVault$89/年〜最低

3-2-1バックアップルール

プロが実践する「3-2-1ルール」でデータを確実に守りましょう。

ルール内容実践例
3つのコピー データを3箇所に保存 本番 + ローカル + クラウド
2種類のメディア 異なる種類の保存先 サーバー + Google Drive
1つはオフサイト 物理的に離れた場所に保存 クラウドストレージ(AWS S3等)
WordPress向け3-2-1実践例:
① サーバーの自動バックアップ(毎日)
② UpdraftPlusでGoogle Driveに自動保存(毎日)
③ 月1回、手動でローカルPCにダウンロード
これで3-2-1ルールを低コストで実現できます。

復元テストの重要性

バックアップを取るだけでは不十分です。定期的な復元テストが重要です。

復元テストのやり方

  1. テスト環境を用意:ローカル環境(XAMPP等)やステージングサーバー
  2. バックアップを復元:テスト環境にバックアップデータを復元
  3. 動作確認:サイトが正常に動作するか確認
  4. 定期実施:3〜6ヶ月に1回は実施
⚠️ 「バックアップが復元できない」は最悪の事態:バックアップファイルが壊れていた、復元手順が分からない、バックアップが古すぎた…という事態を防ぐために、定期的な復元テストは必須です。

用途別おすすめ

無料で始めたい個人サイト

UpdraftPlus(無料版) + サーバー自動バックアップ

更新頻度が高いWordPressサイト

VaultPress(Jetpack Backup)(リアルタイムバックアップ)

複数サイトを管理している

ManageWPまたはBlogVault(一元管理)

本格的なECサイト

BlogVault(90日履歴・ステージング機能)

最低限これだけは:
① サーバーの自動バックアップ機能をON(無料)
② UpdraftPlus無料版でGoogle Driveにも保存
この2つだけで、ほとんどの障害から復旧できます。

よくある質問

Q1. バックアップはどのくらいの頻度で取るべきですか?

A. 更新頻度に合わせて設定します。毎日更新するブログは毎日、週1更新なら週1〜2回が目安です。ECサイトは注文データを保護するためリアルタイムまたは毎日が必要です。

Q2. サーバーのバックアップだけで十分ですか?

A. 不十分です。サーバーが完全に障害を起こした場合、サーバー上のバックアップも失われます。必ずサーバー外(Google Drive・S3等)にもバックアップを保存してください。

Q3. バックアップファイルが大きすぎる場合は?

A. 画像ファイルが多い場合はバックアップが大きくなります。UpdraftPlusではバックアップの対象(ファイル種別)を選択できます。また、画像最適化プラグインで事前に圧縮しておくと良いでしょう。

関連ページ

← 比較・選定トップに戻る