screenshot.pngの作成

テーマ選択画面で表示されるサムネイル画像を作成します。

📸 screenshot.pngの仕様

  • ファイル名: screenshot.png(必ず小文字)
  • 推奨サイズ: 1200px × 900px
  • 形式: PNG形式
  • 配置場所: テーマフォルダ直下

作成方法

  1. テーマのプレビューをキャプチャ

    ブラウザでサイトを表示し、全画面スクリーンショットを撮影します。

  2. 画像を編集

    Photoshop、GIMP、Canvaなどで1200px × 900pxにリサイズします。

  3. screenshot.pngとして保存

    テーマフォルダ直下に保存します。

⚠️ 注意点

screenshot.pngがないと、テーマ選択画面で「No Image」と表示されます。必ず作成しましょう。

readme.txtの作成

テーマの説明ファイルを作成します。WordPress公式ディレクトリに登録する場合は必須です。

readme.txt(新規作成)=== My First Theme === Contributors: yourname Requires at least: 6.0 Tested up to: 6.4 Requires PHP: 7.4 Stable tag: 1.0 License: GPLv2 or later License URI: http://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html 初めてのオリジナルテーマ == Description == このテーマは、WordPress初心者が学習目的で作成したオリジナルテーマです。 シンプルなデザインと使いやすさを重視しています。 主な機能: * レスポンシブデザイン対応 * カスタムメニュー対応 * ウィジェット対応 * アイキャッチ画像対応 * カスタムロゴ対応 == Installation == 1. テーマファイルをダウンロード 2. WordPress管理画面 → 外観 → テーマ → 新規追加 3. 「テーマのアップロード」をクリック 4. ダウンロードしたZIPファイルを選択 5. 「今すぐインストール」をクリック 6. インストール後、「有効化」をクリック == Frequently Asked Questions == = このテーマは無料ですか? = はい、完全に無料でご利用いただけます。 = 商用利用できますか? = はい、GPLv2ライセンスのため、商用利用も可能です。 == Changelog == = 1.0 = * 初回リリース == Credits == このテーマは以下を使用しています: * WordPress - https://wordpress.org/

💡 readme.txtの項目説明

  • Description: テーマの詳しい説明
  • Installation: インストール手順
  • FAQ: よくある質問
  • Changelog: 更新履歴
  • Credits: 使用しているライブラリやリソースの記載

ライセンスファイルの追加

WordPressテーマはGPLv2ライセンスに従う必要があります。

LICENSE.txtを作成

LICENSE.txt(新規作成)This theme is free software: you can redistribute it and/or modify it under the terms of the GNU General Public License as published by the Free Software Foundation, either version 2 of the License, or (at your option) any later version. This theme is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. See the GNU General Public License for more details. You should have received a copy of the GNU General Public License along with this theme. If not, see http://www.gnu.org/licenses/gpl-2.0.html.

💡 GPLv2ライセンスとは?

自由にテーマを使用・改変・配布できるライセンスです。WordPress公式テーマディレクトリに登録する場合は必須です。有料販売も可能ですが、購入者は自由に再配布できる権利を持ちます。

公開前のチェックリスト

テーマを公開する前に、以下の項目を確認しましょう。

必須ファイル

  • style.css にテーマ情報が正しく記載されている
  • index.php が存在する
  • screenshot.png が配置されている
  • readme.txt が作成されている
  • LICENSE.txt が追加されている

コード品質

  • wp_head() がheader.phpに記述されている
  • wp_footer() がfooter.phpに記述されている
  • 全てのPHPファイルにエラーがない
  • セキュリティ対策(エスケープ処理)が実装されている
  • 不要なコメントやデバッグコードが削除されている

デザイン・機能

  • レスポンシブデザインが正しく動作する
  • 主要ブラウザで表示確認済み
  • 画像が正しく表示される
  • メニュー・ウィジェットが動作する
  • 404ページが正しく表示される

パフォーマンス

  • 不要なファイルが削除されている
  • 画像が最適化されている
  • CSSが最小化されている(オプション)

本番環境への移行

ローカル環境で開発したテーマを本番サーバーに移行します。

方法1: FTPでアップロード

  1. テーマフォルダを圧縮

    mythemeフォルダ全体をZIP形式で圧縮します。

  2. FTPクライアントで接続

    FileZillaなどのFTPクライアントで本番サーバーに接続します。

  3. テーマをアップロード

    wp-content/themes/ フォルダにmythemeフォルダをアップロードします。

  4. テーマを有効化

    WordPress管理画面 → 外観 → テーマ から有効化します。

方法2: 管理画面からアップロード

  1. テーマをZIP圧縮

    mythemeフォルダをZIP形式で圧縮します。

  2. 管理画面からアップロード

    WordPress管理画面 → 外観 → テーマ → 新規追加 → テーマのアップロード

  3. ZIPファイルを選択

    圧縮したZIPファイルを選択して「今すぐインストール」をクリックします。

  4. 有効化

    インストール完了後、「有効化」をクリックします。

⚠️ 本番環境移行の注意点

  • 必ず事前にバックアップを取る
  • ローカル環境のURLと本番環境のURLが異なる場合、データベースの置換が必要
  • 画像などのメディアファイルも移行する
  • プラグインの互換性を確認する

テーマの配布方法

作成したテーマを他の人に配布する方法を紹介します。

1. WordPress公式ディレクトリ

メリット: 信頼性が高く、多くの人に使ってもらえる

手順: wordpress.org/themes/ から申請

審査: 厳格なコードレビューあり

2. GitHub

メリット: バージョン管理が簡単、開発者向け

手順: GitHubでリポジトリを公開

無料: オープンソースとして公開可能

3. テーママーケットプレイス

プラットフォーム: ThemeForest、Creative Market

メリット: 有料販売が可能

手数料: 販売額の一部が手数料

4. 自サイトで配布

メリット: 完全に自由に配布条件を決められる

必要: 自分のWebサイト

料金: 無料・有料どちらでも可

WordPress公式ディレクトリへの登録

最も信頼性の高い配布方法です。厳格な審査がありますが、クリアすれば多くのユーザーに使ってもらえます。

登録手順

  1. テーマレビューガイドラインを確認

    WordPress Theme Review Handbook を読み、要件を満たしているか確認します。

  2. Theme Check プラグインで検証

    Theme Check プラグインをインストールし、テーマをスキャンしてエラーがないか確認します。

  3. テーマをアップロード

    wordpress.org/themes/upload/ からテーマをアップロードして申請します。

  4. レビューを待つ

    レビュアーがコードをチェックし、フィードバックを返します。指摘事項があれば修正して再提出します。

  5. 承認・公開

    すべての要件を満たせば、公式ディレクトリに公開されます。

💡 審査のポイント

  • コーディング規約(WordPress Coding Standards)に準拠
  • セキュリティ対策が実装されている
  • 翻訳対応(i18n)がされている
  • アクセシビリティを考慮している
  • GPL互換ライセンス

テーマのバージョン管理

Gitを使ったバージョン管理をおすすめします。

Gitの基本操作

コマンドライン# リポジトリの初期化 cd mytheme git init # ファイルを追加 git add . # コミット git commit -m "Initial commit" # GitHubにプッシュ(リモートリポジトリを作成後) git remote add origin https://github.com/username/mytheme.git git push -u origin main

バージョン番号の付け方

セマンティックバージョニングを推奨します:

  • 1.0.0: 最初のリリース
  • 1.1.0: 新機能追加(互換性あり)
  • 1.1.1: バグフィックス
  • 2.0.0: 大幅な変更(互換性なし)

テーマのメンテナンス

公開後も継続的なメンテナンスが重要です。

定期的に行うこと

次のステップ:応用編

基本的なテーマ作成をマスターしたら、さらに高度な機能に挑戦しましょう。

応用編で学べること

📋 カスタムポストタイプ

投稿とは別の独自のコンテンツタイプを作成

📝 カスタムフィールド

記事に独自の情報を追加する方法

🎨 カスタマイザーAPI

リアルタイムプレビュー付きの設定画面

🧩 ブロックエディタ対応

Gutenbergブロックの作成とカスタマイズ

🔌 REST API活用

ヘッドレスWordPressとAPI連携

⚡ パフォーマンス最適化

ページ速度の劇的な改善方法

🌍 多言語対応

国際化とローカライズの実装

♿ アクセシビリティ

WCAG準拠のテーマ作成

🔒 セキュリティ対策

XSS、SQLインジェクション、CSRF対策

おめでとうございます!

🎉 テーマ作成完了!

STEP 1からSTEP 6まで、お疲れさまでした!あなたはWordPressオリジナルテーマの作成方法を習得しました。

学んだこと

これから

作成したテーマをベースに、さらにカスタマイズを進めていきましょう。実際のプロジェクトで使いながら、スキルを磨いていくことが上達への近道です。

🔌 次のステージへ:プラグイン開発

テーマ開発をマスターしたら、プラグイン開発に挑戦しましょう。フックやPHP、テンプレートの知識がそのまま活かせます。テーマで「見た目」を作り、プラグインで「機能」を追加することで、本格的なWordPressサイト開発が完成します。

プラグイン作成ガイドへ →