📋 STEP 1:テーマ変更の事前準備
テーマ変更で失敗する原因のほとんどは「準備不足」です。バックアップを取り、現在の設定を記録してから変更すれば、万が一の場合でも必ず元に戻せます。このページでは変更前に行うべき準備を順番に解説します。
📋 目次
準備チェックリスト(全体像)
テーマ変更前に以下をすべて完了させましょう。
- ファイルとデータベース両方のバックアップを取った
- ウィジェットの配置をスクリーンショットで記録した
- ナビゲーションメニューの構成を記録した
- カスタマイザーの設定(色・フォントなど)をメモした
- 子テーマのCSSとfunctions.phpの内容をコピー保存した
- SEOプラグインの設定をエクスポートした
- Google Analyticsのトラッキングコード設置場所を確認した
- 新テーマのデモサイトを確認し、WordPress・PHPバージョン要件を調べた
- 可能であればステージング環境でテストした
- アクセスの少ない時間帯に作業する予定を立てた
① バックアップを取る
バックアップはテーマ変更作業の中で最も重要なステップです。バックアップさえあれば、何が起きても元に戻せます。
バックアップが必要なもの
- WordPressファイル一式:wp-content(テーマ・プラグイン・メディア)、wp-config.php、.htaccess
- データベース:投稿・設定・ユーザー情報がすべて含まれる
おすすめのバックアップ方法
UpdraftPlus 無料おすすめ
最もポピュラーなバックアッププラグイン。操作が簡単で、Google Drive・Dropboxへの自動保存にも対応しています。
手順:
- 「プラグイン」→「新規追加」でUpdraftPlusをインストール・有効化
- 「設定」→「UpdraftPlus Backups」を開く
- 「今すぐバックアップ」をクリック
- 「データベースをバックアップ」「ファイルをバックアップ」の両方にチェックして実行
- 完了後、バックアップファイルをローカルPCにダウンロードして保存する
BackWPup 無料
高機能なバックアッププラグイン。スケジュール設定や複数クラウドへの保存に対応。
レンタルサーバーの自動バックアップ 多くは無料
エックスサーバー・ConoHa WINGなど主要レンタルサーバーは自動バックアップ機能を持っています。プラグインとの併用が推奨です。
② 現在の設定を記録する
テーマを変更すると、ウィジェットの配置やメニューの割り当てがリセットされます。変更前に現在の設定をスクリーンショット等で記録しておきましょう。
| 設定項目 | 確認場所 | 記録方法 |
|---|---|---|
| ウィジェットの配置 | 外観 → ウィジェット | スクリーンショット |
| ナビゲーションメニュー | 外観 → メニュー | スクリーンショット・テキストメモ |
| カスタマイザーの設定 | 外観 → カスタマイズ | スクリーンショット(各設定画面) |
| 追加CSS | 外観 → カスタマイズ → 追加CSS | テキストファイルにコピー |
| フロントページの設定 | 設定 → 表示設定 | テキストメモ |
| SEOプラグインの設定 | 各SEOプラグインの設定画面 | エクスポート機能を使用 |
| Google Analyticsコード | header.phpまたはプラグイン | テキストメモ |
| サイドバー・フッターの構成 | 実際のサイトを表示 | スクリーンショット(PC・スマホ両方) |
③ 子テーマのカスタマイズを保存する
現在のテーマに子テーマを使ってカスタマイズしている場合、そのコードは新しいテーマには引き継がれません。変更前にすべての内容を保存しておきましょう。
style.css(追加CSS)を保存する
「外観」→「テーマエディター」→ 子テーマのstyle.cssを開き、内容をすべてテキストファイルにコピーして保存します。
/* 保存すべきstyle.cssの例 */
.site-header { background-color: #2c3e50; }
.entry-title { font-size: 1.8rem; color: #1976D2; }
/* → この内容をすべてテキストファイルに保存する */
functions.php(機能追加コード)を保存する
子テーマのfunctions.phpに追加したコード(カスタム投稿タイプ・独自関数・フックなど)もすべて保存します。
/* 保存すべきfunctions.phpの例 */
function my_ga_tracking() { echo '<script>...</script>'; }
add_action('wp_head', 'my_ga_tracking');
/* → この内容をすべてテキストファイルに保存する */
④ ステージング環境でテストする
ステージング環境とは、本番サイトとは別の「テスト用サイト」です。本番に影響を与えずに新テーマを試せるため、重要なサイトではテストを強くおすすめします。
ステージング環境を用意する3つの方法
方法1:レンタルサーバーのステージング機能(推奨)
- エックスサーバー:サーバーパネル →「テスト環境を作成」から1クリックで作成可能
- ConoHa WING:管理画面のWINGパック → テスト環境から作成可能
方法2:サブドメインに複製する
staging.yourdomain.com にWordPressをインストールし、「Duplicator」プラグインで本番サイトを複製します。
方法3:ローカル環境を使う
「Local by Flywheel」「MAMP」などで自分のPC上にWordPress環境を構築してテストします。
⑤ 新テーマの選定・動作確認
新しいテーマを選ぶ際は、デザインだけでなく技術的な要件も確認することが重要です。
WordPress・PHPバージョンの互換性を確認
テーマの詳細ページで対応バージョンを確認します。現在のサーバー環境は「管理画面 → ツール → サイトヘルス」で確認できます。特に古いテーマはPHP 8.x非対応の場合があります。
デモサイトを確認する
- PC・スマホ両方でデザインを確認
- 表示速度をGoogle PageSpeed Insightsで計測
- 自分のサイトの用途に合った機能があるか
- 日本語フォントが正しく表示されるか
更新頻度・サポート状況を確認する
- 最終更新から1年以上経過しているテーマは慎重に
- 公式ディレクトリのレビュー・評価を参考にする
- 有料テーマはサポートフォーラムの活発さも確認
使用中プラグインとの互換性を確認する
- WooCommerce(ECサイトの場合)
- Elementor・WPBakeryなどのページビルダー
- Contact Form 7などのフォームプラグイン
- Yoast SEO・Rank MathなどSEOプラグイン
⑥ 作業タイミングの選び方
テーマ変更はサイトの外観が一時的に崩れるリスクがあります。訪問者への影響を最小限にするため、作業タイミングを慎重に選びましょう。
- アクセスが少ない時間帯:Google Analyticsでアクセスの少ない曜日・時間帯を確認する
- 週末や祝日の深夜:ビジネス系サイトは平日昼間を避ける
- 重要なイベント期間は避ける:ECサイトはセール期間中の変更は厳禁
→ STEP 2:テーマ変更の手順を読む
よくある質問
Q1. バックアップはどのプラグインがおすすめですか?
A. 初心者には「UpdraftPlus」が最もおすすめです。無料で使え、操作が簡単で、Google DriveやDropboxへの自動保存にも対応しています。
Q2. ステージング環境がない場合はどうすればいいですか?
A. バックアップをしっかり取った上で、アクセスの少ない深夜帯に作業することをおすすめします。変更前後のスクリーンショットを撮っておくと、問題が起きたときに確認しやすくなります。
Q3. 有料テーマと無料テーマはどちらがいいですか?
A. 目的によります。無料テーマはコストゼロで始められ、公式ディレクトリのテーマはセキュリティ審査済みです。有料テーマはデザインの完成度・サポート・更新頻度が高く本格的なサイト運営に向いています。→ おすすめテーマ紹介
Q4. バックアップにはどのくらい時間がかかりますか?
A. 一般的なブログサイトであれば5〜15分程度です。画像が大量にある場合はもう少しかかります。UpdraftPlusを使えば進行状況が画面に表示されます。
Q5. 子テーマのCSSを新テーマでも使えますか?
A. CSSの記述自体は新テーマの子テーマにコピーして使い回せる場合がありますが、セレクター(クラス名)がテーマによって異なるため調整が必要になることが多いです。
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